小説

▼著者 ナ行

【読書】野宮有『殺し屋の出世術』

より巣ヶ谷一家に貢献してくれた人間を次期代表に指名する――凄腕営業マン鳥井一樹が殺人請負会社〈極東コンサルティング〉に入社してから半年、不在となっている社長の椅子をかけて、上部組織〈巣ヶ谷一家〉の鷹見と出世レースを行うことになる。鳥井は出来レースを制して、敗者に与えられる死から逃れることができるのか?
├ 笹本稜平

【読書】笹本稜平『還るべき場所』

希望が自分から歩いてきてくれたな。こういう嬉しいことがあるから、人生というのはやめられん――4年前、矢代翔平はK2でパートナーの栗本聖美を失った。それ以来山から離れていた翔平は、山岳ツアー会社を営む板倉亮太から電話を受ける。公募登山でブロードピークへお客さんを登らせた直後にK2を登らないかというのだ。
├ 谷春慶

【読書】谷春慶『筆跡鑑定人、東雲清一郎は、書を書かない 鎌倉の花は、秘密を抱く』

文字は嘘をつかない。本当に鑑定していいんだな?毒舌家で変人の書道家・東雲清一郎は、筆跡鑑定もおこなうが、文字を見るとその文字に込められた想いを読み解くことができる。書店の手書きポップ、鎌倉の寺社を巡った御朱印帳…鎌倉を舞台に、文字と書、人の想いに纏わる事件を解き明かす。
├ 横関大

【新刊】横関大『黒鳥』

9/2、幻冬舎より、横関大さんの『黒鳥』が、発売されました。怖いなあ、ほんま女は怖い。闇やな。真っ黒い闇を覗き込んでるみたいや――瀬戸内の小さな島で、白豚と呼ばれていた一人の少女には夢があった。彼女は島から飛び立ち御伽話の如く夢を叶えることができるのか。
└ 中山七里

【新刊】中山七里『刑事葛城 正義の銃弾』

9/3、徳間書店より、中山七里さんの『刑事葛城 正義の銃弾』が、発売されました。年がら年中、人を殺す方法ばかり考えているミステリー書きが絶えず念頭に置いていたテーマがこれだ。今回、やっと使えることと相成った。他のシリーズでちょくちょく顔を見せている葛城公彦。優しいが平凡極まりない男が非凡な事件に挑む。乞うご期待。――中山七里
└ 米澤穂信

【新刊】[文庫化]米澤穂信『可燃物』

9/2、文春文庫より、米澤穂信さんの『可燃物』が、文庫化されて発売されました。ゴミ集積所に置かれた可燃ゴミが燃やされるという連続不審火が発生した。県警から派遣された班を率いる捜査一課の葛警部は、ゴミ集積所に部下を張り込ませ、不審人物の洗い出しを行うが、どれも決め手に欠ける。
├ 赤川次郎

【著書一覧】赤川次郎さんの著書一覧(2026.09.01 Update)

赤川次郎さんのデビュー作『死者の学園祭』から、最新作『吸血鬼と炎の雨』までを網羅した、著書一覧!Googleスプレッドシートへのリンクも張ってあるため、ブラウザの大きな画面で閲覧することも可能です。毎月1日に更新しているため、ほぼ最新の一覧をご覧いただけます。
月間 BEST 3

【月間 BEST 3】2026年8月の月間 BEST 3

2026年8月に紹介した本の中から、私のオススメ3冊を選んでみました。今月も”当たり”の本が多かったなぁと。その割には、あっさりとベスト3を選ぶことができました(次点を選ぶとなると、かなり悩んだと思うのですが…)。
├ 辻堂ゆめ

【新刊】辻堂ゆめ『残火』

8/31、東京創元社より、辻堂ゆめさんの『残火』が、発売されました。14年前に起きた産院放火殺人事件の被害者遺族である男性三名が行方不明になった。家族から相談を受けた強行犯捜査係・森垣里穂子は、男性らに仕事を依頼した不審な男・湊川潤を逮捕するが、湊川は産院放火事件の犯人の息子だった…
▼著者 サ行

【読書】櫻田智也『失われた貌』

山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首を切り落とされた死体が発見された。周到に身元を隠された死体だったが、間もなく身元が明らかになる。間を置かずして発見された殺人事件現場に住んでいた男だったのだ。一方、警察署には死体が自分の父親ではないかと言う小学生が訪ねてくる。
├ 柚月裕子

【読書】柚月裕子『慈雨』

純子ちゃん事件に、冤罪の可能性がある――16年前の純子ちゃん事件で有罪判決を受けた八重樫は懲役20年の刑で服役中。それにも関わらず、16年前の事件に酷似した事件が発生する。警察官を定年退職し、妻とともに四国遍路の旅に出た神場は、旅先でその少女誘拐事件の発生を知る。
├ 太田忠司

【読書】太田忠司『ミステリなふたり』

京堂景子は愛知県警捜査一課の警部補。捜査の陣頭指揮を執る立場にあり、同僚からは「鉄女」や「氷の女」と呼ばれているが、家に帰ると8歳年下の夫・新太郎にメロメロ。新進イラストレーターである新太郎は、景子から事件の話を訊いて、犯人を言い当てる安楽椅子探偵だった。
├ 下村敦史

【新刊】下村敦史『あいつも誰かに殺される』

8/26、集英社より、下村敦史さんの『あいつも誰かに殺される』が、発売されました。SNSに投稿された呪詛に死神からの予告が返信された。誰もがいたずらと思った矢先、実際に鈴木健三がビルから転落し、死亡する。現場には投稿された呪詛画像のプリントアウトが貼られていた…
└ 中山七里

【新刊】中山七里『暗殺の交響曲』

8/26、講談社より、中山七里さんの『暗殺の交響曲』が、発売されました。大阪梅田で街頭演説をしていた野党民生党の溝呂木久邦党首が刺殺された。恩人からの依頼によって、しぶしぶ弁護を引き受けたのは悪徳弁護士として知られる御子柴礼司。大阪地検では、「能面検事」こと不破俊太郎がこの事件を担当することになる。
▼著者 ヤ行

【読書】夢枕獏『神々の山嶺』

そのカメラは、ジョージ・マロリーがエヴェレスト登頂に成功したか否かの論争に決着をつけるものかも知れない。カメラマンの深町誠はカトマンドゥの裏街で古いコダックを入手した。そのカメラの過去を追った深町は、伝説の孤高の単独登攀者・羽生丈二と出会う。羽生はひっそりとネパールに住みつき、エヴェレストに挑むタイミングを計っていた。
▼著者 サ行

【読書】白井智之『そして誰も死ななかった』

大亦牛汁ら5人のミステリ作家は、同じく作家の天城菖蒲に招待され、東京からクルーザーで丸1日の距離にある条島へ招待される。しかし、条島はもぬけの殻。仕方なく大亦らは天城館で宿泊することになるが、次々と作家らが殺害されていく。そして誰もいなくなったとき、本当の”事件”の幕が開く。
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ23 アートの巡礼 後編』

最後の1枚は、原点に還る――ロンドンに到着した清貴と葵だったが、清貴は絵画の盗難事件の調査のために、別行動をとる。イギリス人人気作家ロビン・キーストンが自らの小説『巡礼』の表表紙、裏表紙、挿絵のために描いた22枚の原画を異なる角度から追うことになった2人だったが…
├ 岩井圭也

【読書】岩井圭也『風車と巨人』

嘉山宗弘は、つくられた天才だったのです――不老因子の発見により、国内外で脚光を浴びるがん研究者の嘉山宗弘を追うドキュメンタリー番組を制作することになった三田紗矢子は、嘉山の成果の根幹を揺るがす研究不正疑惑に辿り着く。それでもカメラを回し続けた紗矢子の中で、疑惑は限りなくクロに近づいていく。
├ 岩井圭也

【読書】岩井圭也『科捜研の砦』

科捜研の砦――警視庁科学捜査研究所に勤める土門誠は、副所長の加賀正之とあわせてそう呼ばれていた。土門のもとには他の機関では手に負えない案件がまわってくる。鑑定技術力と幅広い知識を持っていて、少しの違和感も見逃さない。そこに隠されているのがどれほど残酷な事実だったとしても、必ず真実を追究する。
├ 坂木司

【読書】[オススメ]坂木司『ワーキング・ホリデー』

「初めまして、お父さん」売れないホストの沖田大和のもとを、かつて別れた恋人の子供・小学5年生の進が訪ねてきた。夏休みの間、突然現れた進と一緒に生活することになった大和だったが、大和はホストクラブをクビになってしまう。クラブのオーナーから紹介されたのは、宅配便の配達員の仕事だった。
└ 中山七里

【読書】中山七里『特殊清掃人』

特殊清掃――孤独死や自殺、事件・事故現場などの汚染箇所の清掃を専門とする〈エンドクリーナー〉に入社した秋廣香澄は、社長の五百旗頭と先輩社員の白井とともに、今日も特殊清掃の作業にあたる。作業の過程で、その部屋で亡くなった人たちが抱えていた事情が浮かび上がるが…
├ 小路幸也

【読書】小路幸也『からさんの家 伽羅の章』

詩人で小説化で画家で、女優でもあった美原伽羅は、歌手でバーを経営する永沢祐子、芸術家のヤマダタロウ、建築設計士の野洲柊也、義理の孫であるまひろと都内の洋館に住んでいたが、それぞれが独り立ちしていくことに。一方、伽羅の身体をガンがむしばむようになっていた。
├ 小路幸也

【読書】小路幸也『からさんの家 まひろの章』

複雑な生い立ちを持った神野まひろは、高校卒業と義母の結婚を機に、義祖母・伽羅の家に居候することに。家事全般を担いながら詩人で小説家で画家で、女優でもあった伽羅のマネージャーのような仕事も務めたり…伽羅の家に居候する人々との心あたたまる日常の物語。
├ 三日市零

【読書】三日市零『鬼葛島の殺人』

呪いの妖刀と人喰い鬼の謎を解く!大学生の進藤理人は、ルームメイトの柏木詩文とともに、知人の紹介で京都の無人島で行われる宝さがしツアーに招待される。2年前に開催された第1弾のツアーでは平安期の刀が見つかり、古地図とともに島に宝が眠っていることを指し示しているという。