【読書】中山七里『能面検事の死闘』

中山七里 能面検事シリーズ └ 中山七里

南海電鉄岸和田駅前で無差別テロが発生した。
犯人の笹清政市はその場で取り押さえられたが、ロスジェネの社会への恨みを犯行動機だと語る。
そんな中、「ロスト・ルサンチマン」を名乗る人物から大阪地検に爆発物が送りつけられる事件が発生する。
さらに、能面検事こと不破俊太郎一級検事までもが…

中山七里さんの『能面検事の死闘』を読みました。

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あらすじ

通勤通学客で溢れる南海電鉄岸和田駅前で無差別テロが発生した。
犯人の笹清政市はその場で取り押さえられたものの、7人の死者を出す惨事となった。
笹清の調べが進む中、大阪地検に送りつけられた荷物が爆発する事件が発生。「ロスト・ルサンチマン」を名乗る人物が犯行声明を発表した。
2件の捜査を任された能面検事こと不破俊太郎一級検事だったが、不破までもが「ロスト・ルサンチマン」が仕掛けた爆弾の被害者になってしまう。

感想

「能面検事シリーズ」の第3弾です。

私は先にドラマ化されたものを見てしまったのですが、その時の印象は、えらく薄っぺらいストーリーだなぁという、悪いものでした。
しかし、原作を読んでみると、後半部分が大きく違っていて、ドラマの薄っぺらさはどこへやら。
まぁ、映像化するのであれば、あの方がわかりやすいのかも知れませんが、このシリーズの良さは消えてしまっていましたね。

あと、原作の方がドラマに引っぱられてしまったのかな?と感じる点がいくつか…
そこが少し残念だったかな。

笹清の犯行に扇動されたかのような「ロスト・ルサンチマン」ですが、「ロストジェネレーション」と「ルサンチマン」からの造語ということですが、「ルサンチマン」って、一般的な名称なのでしょうか?
調べてみると、ニーチェが提唱した概念で、主に弱者が強者に対して抱く、慢性的な「恨み・妬み・嫉妬」や「憤り」が内面に屈折して蓄積された感情を指すそうなのですが…

シリーズ3作目となるこの作品ですが、ラストは「ついに!」という終わり方だったのですが、次回作はあるのでしょうか?
あるのであれば、どのような変化が生まれるのか楽しみで仕方ありません。

ドラマを先に見てしまった方でも、楽しめる作品になっているのではないかと思います。
機会がありましたら…

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