感想

├ 石持浅海

【読書】石持浅海『高島太一を殺したい五人』

まさか、太一さんはもう死んでるんですか――塾のサマースクールの前日、ひとり下見をしているはずの塾長の息子・高島太一を殺害するために研修所を訪れた川瀬奏音と松木真桜は、キッチンで倒れている太一を見て驚きの声をあげた。研修所には、なぜかほかの講師たちも集まっていて…
├ 辻村深月

【読書】辻村深月『ファイア・ドーム』

私が、送るべきだった。光汰朗くんを守るべきだった――小学4年生の戌井光汰朗が行方不明になった。最後に光汰朗を目撃したのは、担任は教師2年目の佐村美冬。仕事帰りに鍼灸院へ向かう途中だった。日が陰りかけた時間に、光汰朗を自宅へ送り届けなかった美冬の対応に、ネット上は大炎上する。
├ 藤崎翔

【読書】藤崎翔『神様の裏の顔』

人間は2度死を迎える。1度目は肉体が死んだ時。2度目は生きている人の心の中から消えてしまった時――教え子、同僚、地域の人から慕われた元教師・坪井誠造が死去した。通夜には大勢の人が弔問に訪れたが、坪井の周りで複数の人間が死んだり重症になっていたことが明らかになる。坪井は福の神か?それとも死神なのか?
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『新しい世界で 座間味くんの推理』

奥さんの狙いどおりになったわけですね――飲み会の席で、夫の浮気をきっかけに離婚し、働きに出たパン屋で成功を収めた女性の話を訊き、”座間味くん”はそう言った。玉城聖子が1歳の時に巻き込まれたハイジャック事件に警察官の立場で関わった大迫と、機内で犯人と交渉にあたった会社員の”座間味くん”の3人は、大迫が持ち込む事件の話を肴に、酒を酌み交わす中になっていた。
▼著者 タ行

【読書】土屋うさぎ『謎の香りはパン屋から2』

大学2回生の春、大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトを続ける市倉小春は、念願の漫画家デビューが決定!アルバイト先でも、高校2年生の杏樹が加わったことで先輩に。しかし、毎日でもシフトに入りたいと言っていた杏樹が、突然アルバイトを辞めると言い出す…
├ 濱嘉之

【読書】濱嘉之『孤高の血族』

医は仁術である。しかし、人の生命を商売としていることを忘れてはならない。地方都市で絶大な影響力を持つ医療一族・池田家。初代理事長の父が築いた病院を、子供たちが大きくしてきた。その中でも異彩を放ったのが、かつて異端視された次男・利雄だった。経営の在り方を刷新し、拡大路線へと舵を切った利雄だったが…
├ 秋吉理香子

【読書】秋吉理香子『機長、事件です!』

たわけ!副操縦士として国際線デビューした間宮治郎を待っていたのは、めーっちゃくちゃ厳しく、無愛想で冷たくて毒舌で変わり者のキャプテン・氷室翼だった。運航管理部のカウンターでさっそくやり込められた治郎だったが、いざフライトとなると、氷室の技術に舌を巻く。そんなフライトの最中、客室で盗難騒ぎが持ち上がり…
└ 中山七里

【読書】中山七里『闘う君の唄を』

新人教諭として片田舎の幼稚園に赴任した喜多嶋凜。年少組を受け持ち、自分の理想とする教育を実践しようとするが、幼稚園は保護者会の言いなり。同じく年少組を受け持つ神尾舞子は、園児たちの学力向上に力を注ぐ。しかも、その園では15年前に通園バスの運転手が園児3人を殺害、遺棄するという事件が発生していた。
▼著者 タ行

【読書】高野和明『13階段』

犯行時刻前後の記憶を失った死刑囚・樹原亮。その冤罪を晴らし、死刑の執行を止めるために2人の男が立ち上がった。1人は刑務官の南郷正二。もう1人は傷害致死の罪を負い刑務所から仮釈放されたばかりの三上純一。処刑まで残されたわずかな時間で、2人は樹原を助け出すことができるのか?第47回江戸川乱歩賞受賞作品。
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ23 アートの巡礼 前編』

若手キュレーターたちによる美術展『アンダー25・アート・プロジェクト』の選抜試験をパスした家頭葵は夫の清貴とともに開催地であるロンドンへ向かう。その頃、東京、ミラノ、NYで立て続けに爆破事件が発生していた。事件の背後にはイギリスのある人気作家兼画家の絵画が――
▼著者 サ行

【読書】椙本孝思『THE QUIZ』

クイズ”デッド・オア・ドリーム”数百名の応募者から選ばれた10名が挑む優勝賞金1億円の視聴者参加型クイズ番組。この決勝大会に恋人同士である笠間翔太と添川陽奈が挑む。しかしそれは、クイズに間違えると即殺害されるという、残酷なゲームのはじまりだった。ゲームの目的とは?
├ 岩井圭也

【読書】岩井圭也『最後の鑑定人』

最後の鑑定人――「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言われた土門誠は、7年前に冤罪事件に関わったことを苦にして科捜研を辞めた。土門が立ち上げた民間の鑑定所には、次々と難解な事件が持ち込まれる。弁護士、裁判官、警察、そして冤罪事件の責任を取る形で警察を去った刑事の母親から…
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『花嫁と殺し屋』

富澤充は経営コンサルタントをしており、稼業は順調。しかし、副業として殺し屋をしている。一方、美術品を扱う通信販売業を営んでいる鴻池知栄もまた、副業として殺し屋をしている。そのふたりのもとに、婚約中の男女を結婚後に殺して欲しいという依頼が入る。
├ 愛野史香

【読書】愛野史香『海が天に届くとき』

それって人の役に立つ仕事になるの?大学院で復顔を専門にする綾木遥花は、復顔が社会の役に立つのかと悩んでいた。そんな時、バイト先の科学博物館の郷間を通じて、東京春天大学から行方不明になっていたある教授の復顔を依頼される。東京春天大学広報課の星悠月は、復顔の記録を残すために遥花のもとに通いはじめるが、悠月は公言したくない過去を抱えていた。
├ 越尾圭

【読書】越尾圭『誰がためにその手は』

生きたいのか――。死にたいのか――。世界的権威である脳神経外科医の大道寺輝彦が殺人罪で逮捕された。大道寺は見込みのない6人の患者に対し、安楽死の処置を行っており、うち4人に対しては家族の同意を得ずに処置していた。なぜ大道寺はある日を境に突然悪魔と化したのか?
▼著者 マ行

【読書】森村誠一『密閉山脈』

婚約者に捨てられ、自殺するために山に登った湯浅貴久子は、気を失ったところを2人のアルピニスト・影山と真柄によって救出される。無事に東京に戻った貴久子は2人から交際を申し込まれた結果、影山を選ぶ。貴久子と影山は婚前山行へ行くが、北アルプスのK岳山頂から、山麓で待つ貴久子への合図は、やがてSOSに変わり…
├ 越尾圭

【読書】越尾圭『なりすまし』

この人はエリカじゃない――夫婦でブックカフェを営む和泉浩次郎が店に出勤すると、先に家を出て仕込みを行っているはずの妻・エリカが殺害されていた。警察がエリカについて調べたところ、戸籍を偽っていたことがわかる。激しく狼狽する浩次郎だったが、その理由は自らも戸籍を偽っていたためだった。
└ 中山七里

【読書】中山七里『ハングマン 鵜匠殺し』

世の中には騙す側と騙される側しかいない。どうせなら騙す側でいた方が、人生楽しいじゃんか――首都圏で闇バイトを使った大規模な特殊詐欺グループによる犯行が連続して発生。その裏には”ショウ”を名乗るリーダーの影が…復讐代行チーム〈ハングマン〉が”ショウ”に忍び寄る。
├ 秋吉理香子

【読書】秋吉理香子『修羅の桜』

中学受験塾で常にトップの唐木田多門が突然姿を消した。同じ塾に通う東堂英太郎の家のプリンタには身代金を要求する手紙が、成田昌也の家からは多門の血のついたジャンパーが見つかる!母たちの心配がピークに達したとき、思いもよらない事実が明らかになる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『密告の正午』

あの人に会って、受け取って来てほしいものがあるの――大学生の宮原亜希は、友人の日比野見帆に恋人の大高雄治に会って荷物を受け取ってきてほしいと頼まれる。亜希が大高から受け取ったのは、ずっしりと重い拳銃だった。公安に監視されている見帆に変わり、隠れ家を転々とする大高に食料を届ける亜希だったが…
├ 辻堂ゆめ

【読書】辻堂ゆめ『サクラサク、サクラチル』

それを「虐待」っていうんだよ――朝5時から深夜1時まで、時には手を上げられながら勉強机に縛り付けられている染野家の常識は、世間の常識ではなかった。そしてまた、それを告げた星愛璃嘉の家は母子家庭で、精神を病んだ母のために星がバイトで生計を立てていた。
├ 宮島未奈

【読書】宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』

大学に進学した成瀬あかりは、それと同時にびわ湖大津観光大使に選ばれる。任期は1年間。観光大使としてイベントに参加するときには、自宅から衣装を着て参加し、イベントのない日でも自主的に観光大使の衣装を着て大津市をアピールするなど、相変わらずマイペースに日々を謳歌する。
├ 秋吉理香子

【読書】秋吉理香子『悪女たちのレシピ』

ストーカーにつけ狙われた千帆子は、遠距離恋愛中の彼と再会する。その日から、何もかもが思わぬ方へ転びはじめ…婚約中の彼氏に浮気された晶菜は、ふらりと立ち寄ったバーのバーテンダーから復讐を持ちかけられ…毒とスパイスが効いた6編のスペシャリテ。
▼著者 ア行

【読書】浦賀和宏『眠りの牢獄』

ここが亜矢子の思い出だ――5年前、浦賀と亜矢子は地下室への階段を下りている途中に転落。幸い浦賀は軽症だったものの、亜矢子は意識不明のまま今も眠っている。事故が起きたとき、亜矢子の家にいた浦賀と吉野、北澤は亜矢子の兄に呼び出され、シェルターになっている地下室へ閉じ込められてしまう。「亜矢子がどうしてあんなふうになったのか分かったら、カメラの側でそれを説明してくれ。その説明で納得がいったら、僕は君等をここから出してあげる」と…