【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ23 アートの巡礼 後編』

望月麻衣 京都寺町三条のホームズシリーズ ├ 望月麻衣

最後の1枚は、原点に還る――
ロンドンに到着した清貴と葵だったが、清貴は絵画の盗難事件の調査のために、別行動をとる。
イギリス人人気作家ロビン・キーストンが自らの小説『巡礼』の表表紙、裏表紙、挿絵のために描いた22枚の原画を異なる角度から追うことになった2人だったが…

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望月麻衣さんの『京都寺町三条のホームズ23 アートの巡礼 後編』を読みました。

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あらすじ

ロンドンに到着した家頭清貴と葵だったが、絵画の盗難事件の調査のために清貴はニューカッスルへ向かうことに。
ロンドンに残った葵は円生と再会するが、世界的に活躍するキュレーター篠原陽平から、事務所が爆破されたと連絡を受ける。

感想

『京都寺町三条のホームズ23 アートの巡礼 前編』の後編です。

ロンドンに到着早々、別行動をとることになった清貴と葵ですが、やがて人気作家ロビン・キーストンが自らの小説『巡礼』と、その表紙絵、挿絵のために描いた22枚の原画の謎に挑むことになります。

『巡礼』がロビン・フッドの物語にアイデアを得ていることや、表紙絵、挿絵がタロットカードになぞらえていることなど、何か知っている知識をベースにされると、人間は新しいものに安心して入っていけるという話は、とても参考になりました。
小説や絵画だけでなく、いろんな場面で応用が利きそうです。

個人的には、このシリーズの魅力は古美術だったりアートのうんちくを聞けるところだと思っているのですが、最近、そういった場面が少なくなってしまっているように感じています。
少し残念だなと思う一方、今回の葵のように、広い世界に飛び出していっているのに、私の方がついていけていないのかな?とも思ったり…

最後に葵が提案した美術展の開催方法は、時空を越え、作品に触れることができる、新しい形として、今後拡がっていくのだろうなと思えるものでした。

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