▼著者 カ行

【読書】木爾チレン『二人一組になってください』

二人一組になってください。誰とも組むことができなかった者は、失格になります。京都にある女子高の卒業式の日、生徒たちが登校すると黒板に特別授業(ゲーム)のルールが書かれていた。最後に1人または2人が残るまで、このゲームが続くという。しかも、クラスでいじめられていた美心が失格になった場合は、全員が失格になるという――
└ 塔山郁

【新刊】[新装版]塔山郁『705号室に、泊まらないでください』

7/3、宝島社文庫より、塔山郁さんの『705号室に、泊まらないでください』が、新装版になって発売されました。使用禁止になっている隣の705号室から聞こえてくる壁を叩く音。705号室に引き寄せられてしまうデリヘル嬢…705号室が引き起こす惨劇とは。
├ 知念実希人

【新刊】知念実希人『放課後ミステリクラブ7 音楽室のゆうれいとおどるがいこつ事件』

7/3、ライツ社より、知念実希人さんの『放課後ミステリクラブ7 音楽室のゆうれいとおどるがいこつ事件』が発売されました。「夜、だれもいないはずの音楽室からピアノの音がきこえてくるんだって」知念実希人さんが、大人のミステリ小説とまったく同じ手法で書いた、小学校中学年向け児童読み物。
├ 東川篤哉

【新刊】東川篤哉『谷根千ミステリ散歩 密室の中に猫がいる』

7/2、KADOKAWAより、東川篤哉さんの『谷根千ミステリ散歩 密室の中に猫がいる』が発売されました。谷根千の路地裏にある雑貨屋〈怪運堂〉の店主・竹田津優介は、事件のあらましを聞いただけで解決に導く安楽椅子探偵。岩篠(いわしの)つみれが今日も謎を持ち込むと、猫の相手をしたり、寄り道ばかりしながらも、事件を解いてしまう。
└ 中山七里

【新刊】中山七里『災疫の季節』

7/2、角川春樹事務所より、中山七里さんの『災疫の季節』が発売されました。医療従事者の苦悩、陰謀論者の暴走、ジャーナリストの葛藤…コロナ禍に生きるそれぞれの立場の人たちが交わったとき、その悲劇が起こった。
├ 赤川次郎

【著書一覧】赤川次郎さんの著書一覧(2025.07.01 Update)

赤川次郎さんのデビュー作『死者の学園祭』から、最新作『三毛猫ホームズと甘い誘惑』までを網羅した、著書一覧!Googleスプレッドシートへのリンクも張ってあるため、ブラウザの大きな画面で閲覧することも可能です。毎月1日に更新しているため、ほぼ最新の一覧をご覧いただけます。
├ アガサ・クリスティー

【新刊】[特装版]『そして誰もいなくなった』

6/30、早川書店より、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』が、特装版になって発売されました。ミステリの女王の最高傑作が、ファン垂涎の仕掛けのついた豪華な函入り本として登場。
├ アガサ・クリスティー

【新刊】平井杏子『アガサ・クリスティを楽しみ尽くす百問百答』

6/30、大修館書店より、平井杏子さんの『アガサ・クリスティを楽しみ尽くす百問百答』が発売されます。ミステリの女王の生涯や人となり,作品の登場人物や背景,モチーフ、映像化などを,1ページ読みきりのQ&A形式で紹介。
▼著者 サ行

【読書】白井智之『名探偵のいけにえ 人民協会殺人事件』

教父は千人弱の信者とともに集団自殺する道を選んだ。新興宗教〈人民協会〉の教父ジム・ジョーデンは、信者を連れてアメリカを飛び出し、南米の密林を切り開いた"ジョーデンタウン"を造り上げた。その〈人民協会〉を調査するために、4名の調査団が結成されたが、調査団のメンバーが次々と不可解な状況で殺害される。これは神罰なのか?
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ17 見習いキュレーターの健闘と迷いの森/後編』

円生の展覧会をキュレーターとしてプロデュースすることになった真城葵は、いよいよ具体的に動き出す。その中で、切子ガラスを現代的のアートとして継承しようとしている「神戸切子」とのコラボレーションを思いつくが、打合せにやってきたデザイナーは、円生が弟同然に可愛がっていた人物だった。その円生には、足を洗った贋作作りを依頼する人物が…円生の展覧会は無事開催にこぎ着けられるのか?
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ16 見習いキュレーターの健闘と迷いの森/前編』

ニューヨークで世界の第一線として活躍しているキュレーター、サリーにその才能を認められた真城葵。初めて1人で手がける展覧会は、元贋作師で画家の円生の個展に決まったが、アイデアが浮かばず悶々とする日々。そんな葵を、友人の香織が大学のサークル「京もっと」に誘う。一方、葵の恋人で、骨董品店〈蔵〉のオーナーの孫・家頭清貴のもとに、探偵の小松経由で浮気調査の依頼が入る。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『盗まれた時を求めて』

寄宿制学校〈星の教室〉の生徒・唐沢ゆかりは、時々学校を抜け出して、大人に迷惑をかけるのを楽しみ(?)にしている。いつものようにゆかりが学校を抜け出して駅へ行ったところ、〈星の教室〉の〈M商会〉の社長・南田秋子の命を救うことになる。ゆかりは秋子の養子となり、学校に通いつつ経営者としての教育を受けることになる。
▼著者 ア行

【読書】安藤祐介『就活ザムライの大誤算』

私にとってスーツは戦闘服。常時着用し、日頃から面接時の言葉遣いを徹底しております。ちなみに私は、就寝時も着用しております。なお、私は常に就活から逆算して毎日を全身全霊で生きております次第でございます。そんな蜂矢徹郎のことを、学生たちは「就活侍」と呼ぶ。これは、蜂矢の就職活動と、突然聴講生としてゼミにやってきた50歳の"おじさん"たちの物語でございます。
└ 近藤史恵

【読書】近藤史恵『マカロンはマカロン』

シェフ2人、ソムリエ1人、ギャルソン1人で営業する〈ビストロ・パ・マル〉。三舟シェフが創り出す料理に舌鼓を打つためにきた客で、今日も店内は賑わっているが、その中には、人知れぬ悩みを抱えた客が混じっている。コウノトリの模様が描かれた陶器の鍋の使い方がわからない客、店では出していないブルーベリーのタルトを食べたという客…シェフの三舟が、小さなヒントを頼りに謎を解いていく。
▼著者 カ行

【読書】角田光代『八日目の蝉』

「お願いだから今回は見送って、もっといろんなことがきちんとしてから子供を作ろう」そう言って将来の約束をして堕胎を迫った不倫相手は、その数ヶ月後に妻との間に子供を授かった。留守中、不倫相手の夫婦の間に生まれた赤ん坊を見に行った希和子は、泣き止んだ赤ん坊が自分に向かって笑ったのを見て、衝動的に連れ出してしまう。希和子は、身分を偽り、過去を偽りながら逃避行を続けるが…
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『殺し屋、やってます。』

深夜に水筒を洗うために公園へ行く保育士、独身で同居人もいないのに紙おむつを買う男…経営コンサルタントの傍ら、副業として殺し屋をしている富澤充への依頼は変わり種ばかり。標的だけでなく、母親が付き添ってくる依頼人や、吸血鬼に噛まれたかのような痕をつけて殺害して欲しいと注文をつけてくるなど、依頼人の方も変わっている。感情に押し流されないように、標的のことや依頼の動機を考えないようにしている富澤だが…
└ 米澤穂信

【新刊】[文庫化]米澤穂信『栞と噓の季節』

6/20、集英社文庫より、米澤穂信さんの『栞と嘘の季節』が、文庫化されて発売されました。図書委員の堀川次郎がカウンターで返却された本の間に忘れ物がないか確認していたところ、押し花をラミネート加工した栞が挟まれていた。その花を見て、同じく図書委員の松倉詩門は、トリカブトの花であることに気づく。「図書委員シリーズ」第2弾!
├ 浅倉秋成

【読書】浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』

「残念ながら今年度の採用枠は「1つ」にすべきという判断が下りました」IT企業スピアリンクスの最終選考に残った6人の学生たちの間に激震が走る。飛ぶ鳥を落とす勢いのSNS『スピラ』を運営するスピラリンクスが、新卒総合職の採用を開始。若干名の採用枠に5千人以上の応募が殺到。その中から最終選考に残った6人によるグループディスカッションの内容いかんでは、全員に内定を出すという説明を受け、準備を進めている最中の一報だった。
└ 方丈貴恵

【読書】方丈貴恵『少女には向かない完全犯罪』

少女は力いっぱい手斧を私の胸へと振り下ろした――。「完全犯罪請負人」として、依頼を受けて完全犯罪を行ってきた黒羽烏由宇が目を覚ますと、人工呼吸器が繋がれた烏由宇の顔が目の前にあった。4ヶ月前、烏由宇はビルの屋上から突き落とされ、かろうじて一命をとりとめていたが、今朝起こした心臓発作の影響で、幽霊になってしまっていた…
├ 辻村深月

【新刊】[文庫化]辻村深月『この夏の星を見る』

6/17、角川文庫より、辻村深月さんの『この夏の星を見る』が、文庫化されて発売されます。新型コロナウイルスがまん延した2020年、高校生と中学生が主体となって、コロナ禍でもできる、天体望遠鏡を自作し、目当ての星を望遠鏡で捉える腕前を競う〈スターキャッチコンテスト〉をオンラインで開催する。
├ 三日市零

【読書】三日市零『復讐は感傷的に』

ランドセルをひっくり返すと、バサバサッと音を立て、帯封のない万札が辺りに散らばる――。弁護士事務所から独立し、”裏メニュー”として合法的復讐を行う探偵事務所を立ち上げたエリスの前に現れたのは、交通事故被害者遺族の佐藤楓だった。楓は、事故の加害者で5人を死傷させながらも、執行猶予つきの判決をうけた磯田孝之助への復讐を依頼してきた。
└ 森博嗣

【新刊】[新装版]森博嗣『イデアの影 The shadow of Ideas』

6/13、講談社文庫より、森博嗣さんの『イデアの影 The shadow of Ideas』が、新装版になって発売されました。この世は、すべて幻なのです。ただ、映っている影だけが見える。知覚と幻想のあわいに生きるファム・ファタールの物語。
├ 小路幸也

【新刊】小路幸也『素晴らしき国 Great Place』

6/13、KADOKAWA時代小説文庫より、小路幸也さんの『素晴らしき国 Great Place』が発売されました。美濃の国と尾張の国の境目に、不老不死の女性が造った国があった。その国からは、織田信長に嫁いだ女、明智光秀、豊臣秀吉らが、争いがなく穏やかで豊かな国を造るために、時代の表舞台へと出て行った。
└ 東野圭吾

【新刊】[新装版]東野圭吾『学生街の殺人』

6/13、講談社文庫より、東野圭吾さんの『学生街の殺人』が、新装版になって発売されました。大学を卒業したあと、喫茶店でアルバイトをする津村光平。喫茶店の3階のビリヤード場で働く松木が殺害される。さらに、光平の彼女・広美も密室のエレベーターの中で殺害されてしまう。