├ 辻堂ゆめ

【読書】辻堂ゆめ『二重らせんのスイッチ』

ある日突然、桐谷雅樹は警察に身柄を拘束された。雅樹にかけられた容疑は殺人。身に覚えのない容疑をかけられた雅樹は困惑するが、防犯カメラの映像、現場に残された血液のDNAなど、出てくるのは雅樹が犯人であることを裏づける証拠ばかり。雅樹のアリバイを証言する人物がいたことで雅樹は解放されるが、何が起きているのだろうか?
├ 伊坂幸太郎

【新刊】伊坂幸太郎『楽園の楽園』

1/22、中央公論新社より、伊坂幸太郎さんの『楽園の楽園』が発売されました。デビュー25周年を迎えた伊坂幸太郎さんの書き下ろし作品となっています。概要伊坂幸太郎デビュー25周年記念書き下ろし作品。長さは短編、物語は壮大、読みごたえは大長編人...
├ 赤川次郎

【新刊】[文庫]赤川次郎『密告の正午』

1/22、中公文庫から、赤川次郎さんの『密告の正午』が発売されました。概要父は単身赴任中。母は自警団のような活動にのめりこみ、弟は悲劇に見舞われ……家族と距離をおくことにした大学生の亜希は、親友に頼まれた「荷物」を届けたために、予期せぬ波瀾...
└ 近藤史恵

【読書】近藤史恵『胡蝶殺し』

歌舞伎役者の市川萩太郎は、先輩役者の中村竜胆の急逝に伴い、竜胆の息子・秋司の後見人となるが、同い年の実子・俊介よりも秋司の方が才能に勝ることを感じ取る。萩太郎は2人の初舞台『重の井の子別れ』で、俊介ではなく秋司に台詞の多い調姫役をあてる。しかし、初日の前日に秋司がおたふく風邪を罹患。萩太郎が秋司を外して俊介を調姫役にあてたことで、秋司の母との関係がこじれていく。
└ 塔山郁

【読書】塔山郁『薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理』

薬剤師の毒島花織とホテルマンの水尾爽太が、2泊3日の旅行へ!といっても、2人だけの旅行ではなく、花織と同じ薬局に勤める刑部夢乃が同伴。しかも、水尾は本来行く予定だった花織の同僚の代打…3人が向かった先は、伊豆山中にあるデジタルデトックスとリラクゼーション体験が売りの宿。滞在中ウォークラリーに挑戦した3人は、宿の主人から「幸運の種子」をもらうが…
├ 藤崎翔

【読書】藤崎翔『お隣さんが殺し屋さん』

専門学校に通うために上京してきた美菜。アパートの隣の部屋に住む雄也に挨拶に行った時に、部屋の中に落ちている銃弾を見つけてしまう。長身でどこか陰がある雄也に一目惚れしてしまった美菜。一方、美菜に銃弾を見つけられてしまったことに焦る雄也…"ビッグ"と呼ばれるその殺し屋は組織きっての凄腕で、暴力団組長の育ての母を振り込め詐欺で騙したグループの殺害を依頼される。
├ 濱嘉之

【読書】濱嘉之『伏蛇の闇網』

中国公安が日本国内に置く「海外警察」の拠点を摘発せよ!警視庁公安部の片野坂は、中国公安が日本国内に置く「海外警察」が、チャイニーズマフィアなどと連携して、大規模詐欺を働いているとの情報を得る。さらに、ロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナ問題などを受け、片野坂の部下4人は、それぞれロシア、中国、中東、欧州で情報活動を行う。「警視庁公安部・片野坂彰シリーズ」第6弾!
├ 一色さゆり

【読書】一色さゆり『ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターⅣ』

今回の仕事の場はルーブル美術館!大英博物館でコンサバター(修復士)として一緒に働いたことがきっかけで、独立後も仕事上のパートナーとなったスギモトと糸川晴香。しばらく姿を見せなかったスギモトから届いた手紙で呼び出された先はフランスのルーブル美術館。舞台をイギリスからフランス・パリのルーブル美術館に移して、「コンサバターシリーズ」の第4弾が幕を開ける。
├ 湊かなえ

【読書】湊かなえ『豆の上で眠る』

小学3年生だった万佑子が失踪した。いくつかの手がかりが残されていたが、どれも万佑子の居所には繋がらず、捜索は難航する。2年後、万佑子は神社の鳥居の下で衰弱して倒れていたところを保護されたが、2歳年下で、当時小学1年生だった妹の結衣子は、万佑子を名乗る少女が本当に姉なのか自信が持てない。大学生になっても違和感を抱き続ける結衣子。万佑子は本当に自分の姉なのだろうか?
├ 秋吉理香子

【新刊】[文庫化]秋吉理香子『息子のボーイフレンド』

1/15、双葉文庫より、秋吉理香子さんの『息子のボーイフレンド』が文庫化されて発売されました。杉山莉緒の高校生の息子が紹介してきた恋人は男子大学生だった!高校時代、莉緒と一緒にBLものの漫画を描いていた親友の優美はすっかり乗り気。しかし、空想の世界では受け入れられても、自らの息子の話となると違うようで…それでも、夫が家にいない日に家に連れてくるようにと、歩み寄る姿勢を見せる。
├ 横関大

【読書】横関大『仮面の君に告ぐ』

「モリさん、目覚めたんですね」病室のベッドの上で目覚めた涌井和紗に、看護師が声をかけてくる。忙しい看護師が名前を間違えたのだろうと思ってベッドの名札をみると、「森千鶴」と書かれていた。違和感を感じて覗き込んだ鏡の中には、初めて見る顔が映っていた。どうやら和紗は1年前に殺害され、同じ時期から昏睡状態に陥っていた千鶴の身体を借りてこの世に戻ってきたらしい。
├ 辻村深月

【読書】辻村深月『名前探しの放課後』

「俺、もしかして過去に戻された?」藤見高校に通う依田いつかが違和感を感じたのは、撤去されたはずの看板が、ショッピングセンターの屋上から見えたことだった。どうやら3ヶ月ほど過去に戻されたらしい。その間、藤見高校から自殺者が出るが、その生徒の名前が思い出せない。いつかは、同じ中学校出身で、自由研究でタイムトラベルについて纏めた坂崎あすなに相談を持ちかける。
├ 柚月裕子

【読書】柚月裕子『最後の証人』

「最後にもう1人証人を召喚したいと思います」かつて検事だった佐方貞人は、検事を辞めたあと弁護士として働いていた。今回弁護を引き受けたのは、密室となったホテルの1室での殺人事件の被告。やがて、事件の背後に7年前に起きたある交通事故の影がちらつきはじめる。佐方は、最後にもう1人の証人が法廷で証言してくれるか否かが、この裁判の結果を左右すると考える。「佐方貞人シリーズ」の第1弾!
├ 坂木司

【読書】坂木司『アンと愛情』

ちょっとぽっちゃりで、甘いものに目がないアンこと梅本杏子が、高校卒業後の進路として選んだのは、デパ地下にある和菓子屋の店員。甘いものは好きだけど、和菓子に関する知識を持ち合わせていなかったアンは、毎日が勉強の場。今日も小さな謎がアンの前に立ち塞がるが、自らの努力と他の店員らの助を受けて、1つ1つ乗り越えていく。「和菓子のアンシリーズ」第3弾!
└ 中山七里

【新刊】中山七里『ヒポクラテスの困惑』

1/10、祥伝社より、中山七里さんの『ヒポクラテスの困惑』が発売されました。浦和医大法医学教室を舞台にした「ヒポクラテスの誓いシリーズ」もついにコロナ禍に突入。新型コロナウイルス感染症による死亡という事態に対して、法医学の観点から何ができる...
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『扉は閉ざされたまま』

「アル中分科会」大学の軽音楽部の中で、酒好きな6人の集まりにつけられた呼び名だが、大学卒業以来初めての同窓会が開かれることになった。場所は、メンバーの1人の兄の休業中のペンション。再会を分かち合ったその日の夜、伏見が完全犯罪を目論んで新山を...
├ 乾くるみ

【読書】乾くるみ『リピート』

「今から約1時間後の午後5時45分に、地震が起きます」突然かかってきた怪しい電話のとおり、午後5時45分に地震が発生した。電話をかけてきた人物は、これまで何回も過去と現在を往復しているため、地震の発生時刻がわかるのだという。そして今回、その...
├ 小路幸也

【読書】小路幸也『娘の結婚』

娘が"紹介したい人"を連れてきたとき、あなたはどんな言葉をかけますか?娘の実希が9歳の時に妻に先立たれてから、男手1つで実希を育ててきた孝彦。実希が孝彦に紹介したいのは、以前住んでいたマンションの隣室の息子・真らしいが、妻同士の関係に何か確...
└ 近藤史恵

【読書】近藤史恵『ホテル・ピーベリー』

ハワイ島で日本人夫婦が経営する"リピーターお断り"のホテル〈ピーベリー〉。木崎淳平は、ビザなしで滞在できる最長の期間、3ヶ月を過ごす予定で〈ピーベリー〉を訪れる。宿泊客は日本人ばかり5人。淳平がここでの暮らしに慣れてきた頃、宿泊客の1人がプ...
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ12 祇園探偵の事件手帖』

京都寺町三条のホームズこと、骨董品店〈蔵〉のオーナーの孫・家頭清貴が、研修の最後の場として選んだのが、知り合いの小松の探偵事務所!これまで閑古鳥が鳴くような探偵事務所だったが、京都の街をよく知る清貴は、人づてを辿って次々に仕事の依頼を取って...
├ 一色さゆり

【新刊】一色さゆり『モネの宝箱 あの日の睡蓮を探して』

1/4、文春文庫より、一色さゆりさんの『モネの宝箱 あの日の睡蓮を探して』が、発売されました。「モネの『睡蓮』を巡る旅をプランニングして欲しい」柳橋からアートの旅に特化した旅行社に依頼が持ち込まれるが、実際に旅行するのは柳橋の代理人4人だと...
├ 知念実希人

【新刊】[文庫化]知念実希人『機械仕掛けの太陽』

1/4、文春文庫より、知念実希人さんの『機械仕掛けの太陽』が、文庫化されて発売されました。世界中を混乱の渦に巻き込んだ新型コロナウイルス。その時、医師は、看護師は、彼らの家族は…自らも医師である知念実希人さんが描いた、医療従事者の側から見た...
├ 一色さゆり

【読書】一色さゆり『光をえがく人』

政治犯として捕らえられたミャンマー人が、監獄の中で描いた一風変わった絵…ハングルがぎっしり書き込まれたアドレス帳を拾った美大の事務職員…郷土では各家に人形が飾られているというフィリピン人と出会った人形作家…モンゴルで記憶を失った有名写真家の...
├ 恩田陸

【読書】恩田陸『チョコレートコスモス』

「僕は、無駄なオーディションはしませんから」新国際劇場の杮落としとして上演する女性の2人芝居の噂を聞きつけた第1線で活躍する舞台女優の東響子。しかし、プロデューサーの芹澤はオーディションを受けたいという響子の願いをあっさりと切り捨ててしまう...