【読書】柚月裕子『慈雨』

柚月裕子 ├ 柚月裕子

純子ちゃん事件に、冤罪の可能性がある――
16年前の純子ちゃん事件で有罪判決を受けた八重樫は懲役20年の刑で服役中。
それにも関わらず、16年前の事件に酷似した事件が発生する。
警察官を定年退職し、妻とともに四国遍路の旅に出た神場は、旅先でその少女誘拐事件の発生を知る。

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柚月裕子さんの『慈雨』を読みました。

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あらすじ

警察官を定年退職し、妻とともに四国遍路の旅に出た神場は、少女誘拐事件の発生を知る。
その事件は、16年前に神場が捜査にあたった事件と酷似していた。
手がかりのない捜査状況に悩む後輩刑事・緒方に協力しながら、神場は離れた地から事件の真相解明に挑む。

感想

四国遍路をすべて歩いてまわるには2ヶ月ほどかかるそうです。
私も普段の運動としてウォーキングを取り入れていますが、長い時でも1日に歩くのは2時間弱。
それを1日中、さらに2ヶ月となると、想像もつきません。

そして、同じく長期戦になった事件捜査。
遠く四国の地から群馬の事件に協力する神場。
警察OBが捜査に口を出して…という話を時々読みますが、神場という人は本当に後輩から尊敬されていたのだなと感じました。

安楽椅子探偵の要素を取り入れた作品になっていますが、神場の閃きのきっかけは、お遍路中の何気ない出来事。
そこから閃く神場も優秀なのですが、お遍路にかける想いが届いたということなのかな?とも思いました。

柚月裕子さんらしく、派手さはないものの、じっくりと読ませてくれる作品に仕上がっていました。

コメント

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