【読書】南原詠『シルバーブレット メディカルドクター・黒崎恭司と弁理士・大鳳未来』

南原詠 弁理士・大鳳未来 ▼著者 ナ行

ベンチャー企業フラーリンが販売する進行性の難病FJAPの特効薬に対して、大手製薬会社から特許権の侵害を理由に製造中止を求める警告書が届いた。しかも、3社から…
弁理士の大鳳未来はフラーリンからの依頼を受けて調査をおこなうが、3社の特許を侵害しているのは事実らしい。
なぜ、大手製薬会社が零細企業に対して警告書を送ってきたのか?

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南原詠さんの『シルバーブレット メディカルドクター・黒崎恭司と弁理士・大鳳未来』を読みました。

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あらすじ

ベンチャー企業のフラーリンの社長・國広一心の息子は、進行性の難病FJAPを患い、会話もままならない状態だったが、フラーリンが開発した特効薬プロリュードが効き、退院間近のところまで回復していた。
しかし、大手製薬会社3社から、同時にプロリュードが特許権を侵害しているとして、製造中止を求める警告書を送付してきた。
弁理士の大鳳未来は、フリーリンからの依頼を受け、調査をはじめるが…

感想

「弁理士大鳳未来シリーズ」の第3弾です。
今回は製薬に関する特許のお話。

タイトルにある「シルバーブレット」は、直訳すると「銀の弾丸」。
物語の中で狼男を倒す唯一の武器ということに由来して、「どんな困難な問題も一瞬で解決できる魔法のような特効薬・決定的な解決策」という意味を持ちます。

例の如く、八方塞がりのようになってしまう大鳳未来ですが、最後に1発のシルバーブレットを放ちます。

少し引いたところから見てみると、社会ではよくやる方法でしょうか。
それを劇的な展開のように見せた南原詠さんの筆力はさすがですね。

それにしても、警告書を送ってきた3社が、プロリュードを製造する篠原製薬の機密情報をどうやって手にいれたのかというところに、少し疑問が残りました。
てっきり・・・だと思ったのですが、私のような安直な答えに走らなかったのも良かったのかな?と、読み終わってから思いました。

現時点でこの作品がシリーズ最新作のようですが、続編が出てくれるのを楽しみにしたいと思います。

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