【読書】東川篤哉『野球が好きすぎて 2021-2025』

東川篤哉 野球が好きすぎて ├ 東川篤哉

事件を握るのは、野球界の実際の出来事!
2021年――ヤクルト、20年ぶりの日本一
2022年――日本ハム「きつねダンス」が大流行
2023年――阪神、悲願の「アレ」成就
2024年――大谷翔平選手の愛犬が始球式
2025年――試合中、やたらバットが折れる

東川篤哉さんの『野球が好きすぎて 2021-2025』を読みました。

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あらすじ

2021年 日本シリーズの幻影

前年最下位同士の対決となった2021年の日本シリーズ第6戦は、5時間を超える熱戦となった。
その第6戦が行われた翌朝、3交代勤務で24時間稼働中の〈田中精機〉の従業員・渕上竜太がロッカールームで殺害されているのが見つかった。
床には渕上のものと思われるレシートが1枚落ちていたが、ロッカー内の財布の中身には手がつけられていなかった。
燕党の神宮寺勝男警部、つばめ刑事親娘はさっそく事件捜査にあたるが…

感想

『野球が好きすぎて』の第2弾です。

今回は、2021年から2025年までに野球界で起きた実際の出来事をテーマにした作品が5編。
2021年と22年はコロナ禍で声出し応援が不可だったんだなぁとか、大谷翔平選手の愛犬デコピンが始球式を行ったのは2023年だったのかなど、懐かしく思いながら読ませていただきました。

ユーモアミステリに分類されるのでしょうが、事件そのものは結構本格。
それでも、前作よりはやさしい事件が多かったでしょうか。

野球好きの方にはオススメの作品です。

収録作品

『2021年 日本シリーズの幻影』のほか、『2022年 狼ときつねのダンス』、『2023年 死に際のアレの問題』、『2024年 あの犬に憧れるのはやめましょう事件』、『2025年 バット折れすぎ問題の罠』が収められています。

2022年 狼ときつねのダンス

大神家の別館の玄関で、当主の婚約者・早瀬美香子が殺害された。
美香子は日本ハムファイターズのユニフォームを着せられ、頭の近くにはきつね耳のカチューシャが、スカートの後ろにはきつねのマフラーがつけられていた。

2023年 死に際のアレの問題

和菓子屋〈猛虎堂〉の店主にして虎党の藤村富士夫が殺害された。
床には、「アレ」とダイイングメッセージが…

2024年 あの犬に憧れるのはやめましょう事件

世田谷区にある蔵山家の土地で、医師の押川香織がナイフで首を切られて殺害された。
蔵山家の愛犬チャンスが、凶器の刃物を咥えて蔵山家に戻ったことで事件が発覚したのだが…

2025年 バット折れすぎ問題の罠

千駄ヶ谷大学のテニスコートで、テニス部の部長・高沢義人がバットで殴られて殺害された。
当時、テニスコートに隣接する野球部専用グラウンドでは、野球部員2人が3球勝負をしており、折れたバットがテニスコートの方へ飛んで行ったとの目撃証言が出る。

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