【読書】城山真一『天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス』

城山真一 ▼著者 サ行

10戦6勝で天才と言われる証券取引において、勝ちまくる天才株トレーダー・二礼茜。またの名をブラック・ヴィーナス。
県庁の金融調査部で働く百瀬良太は、兄が茜に会社の運転資金の調達を依頼する場に立ち会うことになった。
大金と引き換えに、依頼人の最も大切なものを要求する茜によって、良太は茜の助手に指名される。

城山真一さんの『天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス』を読みました。

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あらすじ

県の金融調査部で働く百瀬良太は、兄が天才株トレーダー・二礼茜に会社の運転資金の調達を依頼する場に立ち会うが、茜は大金と引き換えに良太を助手に指名する。
依頼に応えて証券取引を繰り返す2人はやがて、国際的な経済バトルに巻き込まれていく。

感想

第14回『このミステリーがすごい!』大賞の受賞作です。
受賞時のタイトルは『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』だったそうですが、改題されてあか抜けた感じがしますね。

株式投資で儲ける絶対的な方法というのは存在しないと思うのですが、作品の中では、違法、適法それぞれのテクニックがいくつか。
ただ、最後の大逆転劇については想像通りだった、というか、私の知識ではそれくらいしか思い浮かばなかったので、残念ながら感動はなかったかな。
百瀬くらい意表を突かれていたら、さぞかし面白かっただろうにと、ちょっと自分を恨んでしまいました。

ただ、それで作品が面白くなかったかというようなことはなく、全編を通して面白く読ませていただきました。

マシンのように成功を収め続ける天才トレーダーの茜の、人間的な側面が見えてきた終盤は、機械vs.人のような対比があって良かったです。
おそらく、選考会でもそのあたりが評価されたんじゃないかな?と、勝手に思っています。

株式投資のハウツー本ではありませんが、株式投資を物語として楽しめる作品になっていました。
私のような素人でも十分についていけるので、機会がありましたらぜひ。

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