小説

月間 BEST 3

【月間 BEST 3】2026年7月の月間 BEST 3

2026年6月に紹介した本の中から、私のオススメ3冊を選んでみました。今月は読書感想の記事は少なかったのですが、今月も面白かった本が多かったように思います。
├ 藤崎翔

【読書】藤崎翔『神様の裏の顔』

人間は2度死を迎える。1度目は肉体が死んだ時。2度目は生きている人の心の中から消えてしまった時――教え子、同僚、地域の人から慕われた元教師・坪井誠造が死去した。通夜には大勢の人が弔問に訪れたが、坪井の周りで複数の人間が死んだり重症になっていたことが明らかになる。坪井は福の神か?それとも死神なのか?
▼著者 ナ行

【新刊】野宮有『殺し屋の出世術』

7/29、講談社より、野宮有さんの『殺し屋の出世術』が、発売されました。凄腕営業マン鳥井が殺人請負会社〈極東コンサルティング〉に入社してから半年。個性的な殺し屋たちを束ねながら、順調に業績を重ねていた。だが突如、謎の男・鷹見に拉致され、 上部組織〈巣ヶ谷一家〉組長のもとへ連行される。
▼著者 サ行

【新刊】[文庫化]白井智之『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』

7/29、新潮文庫より、白井智之『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』が、文庫化されて発売されました。教父は千人弱の信者とともに集団自殺する道を選んだ。新興宗教〈人民協会〉の教父ジム・ジョーデンは、南米の密林を切り開いた”ジョーデンタウン”を造り上げた。その〈人民協会〉を調査するために、4名の調査団が結成されたが…
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『新しい世界で 座間味くんの推理』

奥さんの狙いどおりになったわけですね――飲み会の席で、夫の浮気をきっかけに離婚し、働きに出たパン屋で成功を収めた女性の話を訊き、”座間味くん”はそう言った。玉城聖子が1歳の時に巻き込まれたハイジャック事件に警察官の立場で関わった大迫と、機内で犯人と交渉にあたった会社員の”座間味くん”の3人は、大迫が持ち込む事件の話を肴に、酒を酌み交わす中になっていた。
▼著者 タ行

【読書】土屋うさぎ『謎の香りはパン屋から2』

大学2回生の春、大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトを続ける市倉小春は、念願の漫画家デビューが決定!アルバイト先でも、高校2年生の杏樹が加わったことで先輩に。しかし、毎日でもシフトに入りたいと言っていた杏樹が、突然アルバイトを辞めると言い出す…
├ 濱嘉之

【読書】濱嘉之『孤高の血族』

医は仁術である。しかし、人の生命を商売としていることを忘れてはならない。地方都市で絶大な影響力を持つ医療一族・池田家。初代理事長の父が築いた病院を、子供たちが大きくしてきた。その中でも異彩を放ったのが、かつて異端視された次男・利雄だった。経営の在り方を刷新し、拡大路線へと舵を切った利雄だったが…
├ 恩田陸

【新刊】恩田陸『傾斜のマリア』

7/24、双葉社より、恩田陸さんの『傾斜のマリア』が、発売されました。米国資本の大手製薬会社を辞め、フリーとなった神原恵弥はN崎出身の祖母が遺した不思議な数え唄の意味を探るために、九州のN崎を訪れた。唄の歌詞「かたむくマリア」に込められた秘密とは?
└ 中山七里

【新刊】中山七里『能面検事の挫折』

7/23、光文社より、中山七里さんの『能面検事の挫折』が、発売されました。御子柴礼司、降臨。能面検事こと大阪地検一級検事の不破俊太郎は、〈心斎橋麻薬取締法違反事件〉で逮捕された折本里穂を担当することになるが、里穂がつけた弁護士は、悪名高い御子柴礼司だった。
├ 湊かなえ

【新刊】湊かなえ『王国』

7/23、マガジンハウスより、湊かなえさんの『王国』が、発売されました。生まれ故郷の海を愛する母と、国際協力事業団で海を守る仕事に就く父を見て育った浜崎朔也は、海洋学部で学び旅行代理店を経て、満を持してウェルネス・ツーリズムの会社「海の王国」を興したが…
├ 秋吉理香子

【読書】秋吉理香子『機長、事件です!』

たわけ!副操縦士として国際線デビューした間宮治郎を待っていたのは、めーっちゃくちゃ厳しく、無愛想で冷たくて毒舌で変わり者のキャプテン・氷室翼だった。運航管理部のカウンターでさっそくやり込められた治郎だったが、いざフライトとなると、氷室の技術に舌を巻く。そんなフライトの最中、客室で盗難騒ぎが持ち上がり…
├ 東川篤哉

【新刊】東川篤哉『夜の喜劇: 東川篤哉短編集』

7/21、東京創元社より、東川篤哉さんの『夜の喜劇: 東川篤哉短編集』が、発売されました。脱力を誘うユーモアに騙されるうちに、意外なトリックと明解なロジックの切れ味が冴え渡る、密室、アリバイ、倒叙、犯人当てなど本格ミステリの精髄が堪能できる五つの短編。
└ 中山七里

【読書】中山七里『闘う君の唄を』

新人教諭として片田舎の幼稚園に赴任した喜多嶋凜。年少組を受け持ち、自分の理想とする教育を実践しようとするが、幼稚園は保護者会の言いなり。同じく年少組を受け持つ神尾舞子は、園児たちの学力向上に力を注ぐ。しかも、その園では15年前に通園バスの運転手が園児3人を殺害、遺棄するという事件が発生していた。
▼著者 タ行

【読書】高野和明『13階段』

犯行時刻前後の記憶を失った死刑囚・樹原亮。その冤罪を晴らし、死刑の執行を止めるために2人の男が立ち上がった。1人は刑務官の南郷正二。もう1人は傷害致死の罪を負い刑務所から仮釈放されたばかりの三上純一。処刑まで残されたわずかな時間で、2人は樹原を助け出すことができるのか?第47回江戸川乱歩賞受賞作品。
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ23 アートの巡礼 前編』

若手キュレーターたちによる美術展『アンダー25・アート・プロジェクト』の選抜試験をパスした家頭葵は夫の清貴とともに開催地であるロンドンへ向かう。その頃、東京、ミラノ、NYで立て続けに爆破事件が発生していた。事件の背後にはイギリスのある人気作家兼画家の絵画が――
├ 恩田陸

【新刊】[文庫化]恩田陸『夜果つるところ』

7/17、集英社文庫より、恩田陸さんの『夜果つるところ』が、文庫化されて発売されました。遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込むが、着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原に近しさを感じる。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで…
├ 赤川次郎

【新刊】赤川次郎『吸血鬼と炎の雨』

7/16、集英社オレンジ文庫より、赤川次郎さんの『吸血鬼と炎の雨』が、発売されました。「飛行機が――墜落する!」のどかな冬の夕方、カフェでくつろぐエリカとクロロックの目の前に、炎をまとう巨大な旅客機が落ちてきた。事故の原因には、最新のAI技術が関わっていて…
├ 宮部みゆき

【新刊】宮部みゆき『人・で・なし』

7/15、講談社文庫より、宮部みゆきさんの『人・で・なし』が、発売されました。万引きでつかまった十歳の少年が発する無言のSOSを下町の古書店の店主が解く『うそつき喇叭』。偶然出会った女性の身の上話が●●計画になる『十年計画』など、全四編を収録した短編集。
├ 三日市零

【新刊】三日市零『鬼葛島の殺人』

7/15、ハーパーコリンズ・ジャパンより、三日市零『鬼葛島の殺人』が、発売されました。大学生の進藤理人は知人の紹介で、京都の無人島で行われる宝探しツアーに招待された。聞けばその島で発見された平安期の刀と古地図が、島に宝が眠ると示しているらしい。
├ 辻村深月

【新刊】[文庫化]辻村深月『ハケンアニメ!』

7/15、講談社文庫より、辻村深月さんの『ハケンアニメ!』が、文庫化されて発売されました。天才アニメ監督・王子千晴とタッグを組むプロデューサー・有科香屋子。制作中の作品が今期の覇権を獲る最有力候補として期待を集めるが、その裏で誰にも明かせない問題を抱えていた。
▼著者 サ行

【読書】椙本孝思『THE QUIZ』

クイズ”デッド・オア・ドリーム”数百名の応募者から選ばれた10名が挑む優勝賞金1億円の視聴者参加型クイズ番組。この決勝大会に恋人同士である笠間翔太と添川陽奈が挑む。しかしそれは、クイズに間違えると即殺害されるという、残酷なゲームのはじまりだった。ゲームの目的とは?
├ 岩井圭也

【読書】岩井圭也『最後の鑑定人』

最後の鑑定人――「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言われた土門誠は、7年前に冤罪事件に関わったことを苦にして科捜研を辞めた。土門が立ち上げた民間の鑑定所には、次々と難解な事件が持ち込まれる。弁護士、裁判官、警察、そして冤罪事件の責任を取る形で警察を去った刑事の母親から…
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『花嫁と殺し屋』

富澤充は経営コンサルタントをしており、稼業は順調。しかし、副業として殺し屋をしている。一方、美術品を扱う通信販売業を営んでいる鴻池知栄もまた、副業として殺し屋をしている。そのふたりのもとに、婚約中の男女を結婚後に殺して欲しいという依頼が入る。
├ 愛野史香

【読書】愛野史香『海が天に届くとき』

それって人の役に立つ仕事になるの?大学院で復顔を専門にする綾木遥花は、復顔が社会の役に立つのかと悩んでいた。そんな時、バイト先の科学博物館の郷間を通じて、東京春天大学から行方不明になっていたある教授の復顔を依頼される。東京春天大学広報課の星悠月は、復顔の記録を残すために遥花のもとに通いはじめるが、悠月は公言したくない過去を抱えていた。