【読書】恩田陸『夜のピクニック』

恩田陸 ├ 恩田陸

学校も、友人たちも知らないことだけど、同じクラスの西脇融と甲田貴子は異母きょうだいだった。
歩行祭――。朝8時に出発し、翌日の朝8時までに80kmを踏破する。
1、2年生にとっては今年最後のイベント。3年生にとっては高校生活最後のイベントだ。
この歩行祭の間に、貴子はほとんど話をしたことがない融に話しかけようと考えていた。

恩田陸さんの『夜のピクニック』を読みました。

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あらすじ

高校生活最後のイベント「歩行祭」。
修学旅行の代わりとしてはじまったという噂を持つ、全校生徒が80kmを踏破する北高伝統のイベント。
その歩行祭の中で、甲田貴子は同じクラスだけどほとんど口をきいたことがない異母きょうだいの西脇融に話しかけようと考えていた。

感想

ただただ24時間かけて80kmを歩くイベント「歩行祭」のみで構成されたお話。
それだけ聞くと、なんて退屈な話なんだろうと思ってしまいますが、これが面白いんだなぁ。

話の中心は、異母きょうだいの西脇融と甲田貴子。
その生い立ちから、同じクラスなのにほとんど言葉を交わしたことがなかった2人。
でも、どこか似かよった雰囲気を持っている、周りからは2人が付き合っていると勘違いされていて…

夜な夜な80kmを歩くイベントなんて、今ではいろいろ障害があって無理なんじゃないの?って思ってしまいますが、どこかで似たような話を聞いたことがあるような…と思って記憶を辿ってみると、米澤穂信さんの『ふたりの距離の概算』が、20kmを走るイベントを扱っていましたね。
ひょっとすると、残っているところには残っているのかも?

ちなみに、私が高校の時は駅伝大会でしたね。なぜか私たちの代だけ…(ほかの代はマラソンだったのですが…)
アンカーにたすきが渡るまでは1位をキープしていたのですが、最終順位は3位…
はい。アンカーは私でした。
そもそも、野球部相手に柔道部が勝負するなんて…ゴニョゴニョゴニョ…

さらに言えば、体育会系の会社の集合研修の最終日は六甲縦走でしたね。
もっとも、膝と足首に故障を抱えている私は、サポートにまわっていましたけど…
あの時、同期たちと一緒に歩けていたら、いい思い出になっていたんだろうなと、今でも思うことがあります。
そんなことから、この「歩行祭」も、いい思い出になるんだろうなと、ちょっとうらやましく感じてしまいました。

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