祖母が遺した”ジュピター”とは?
イギリスに留学していた水野理瀬は、祖母の遺言に従って帰国し、祖母が亡くなった洋館で2人の伯母とともに暮らすことになった。強烈な百合の匂いに包まれた洋館は、近隣住民から”魔女の家”と呼ばれていた。
”ジュピター”とはなんなのか? なぜ”魔女の家”と呼ばれるのか? 調べを進めるうちに、理瀬の身の回りで毒殺や失踪など、物騒な事件が起こりはじめる。
恩田陸さんの『黄昏の百合の骨』を読みました。
あらすじ
百合の匂いに包まれた洋館の階段で、水野理瀬の祖母が転落死した。
理瀬は祖母の遺言に導かれ、留学先のイギリスから帰国し、2人の伯母とともに洋館で暮らすことになる。
その洋館は、近隣住民から”魔女の家”と呼ばれているが、その所以は何なのか?
さらに、理瀬の周りでは毒殺や失踪などが発生する。
感想
序盤は物語がどの方向へ進むのかがわからなくて、ちょっと不安定な立ち上がり。
そのうちに、理瀬の祖母が言っていた”ジュピター”の謎がカギになっていくことがわかってきて、読み進めやすくなりました。
一緒に住む2人の伯母とは血が繋がっていないなど、複雑な人間関係も物語に不穏な影を落としています。
さらに2人の従兄弟が加わり、それぞれに疑心暗鬼を生じていきます。
これまで読んだ「理瀬シリーズ」の作品同様、霧に包まれたような、闇に包まれたような読み心地。
これがクセになるのか、嫌になるのかは別れるところかもしれませんが、私はクセになってしまった人間。
読みはじめはちょっと読みづらいなと思うのですが、読み終わってしまうと、次が気になってしまうから不思議です。
読み進めるべき順番が取り沙汰されるシリーズのようで、私も順番がよくわかっていないのですが、とりあえずほかの作品を手に取ってみようかなと…




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