瞑想の時間、教室に入ってきた女子生徒が包丁を抜いた。
「邪魔しないでよっ!」女子生徒を止めようとした男子生徒がもみあううちに転倒、包丁は女子生徒の首に刺さってしまった――
半年遅れの卒業旅行で、次々と現れる女子生徒の影。
あの日、教室で死んだ女子生徒は、本当に被害者だったのか?
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石持浅海さんの『血塗られた手は、汚れていない』を読みました。
あらすじ
卒業を控えた朝の教室に、包丁を持った女子生徒が乱入してきた。
止めようとした男子生徒とのもみあいの末、包丁は女子生徒の首に――
男子生徒がショックから立ち直った9ヶ月後、半年遅れの卒業旅行で、次々と現れる女子生徒の影。
誰が、何のために――
感想
石持浅海さんらしい作品になっていました。
ブラインドテストをされても、石持浅海さんの作品だとわかる”らしさ”を持った作家さんですよね。
犯人探しがメインになるのではなく、9ヶ月前の事件の真相を追うというところに重点が置かれたのも良かったですね。
繰り返される議論に少し読みづらさを感じましたが、最後はすっきりと。
明らかにすべきことは明らかに、明らかにしなくても良いところはそのままにというところも好感が持てました。
仲間の不慮の死を乗り越え、冷静に、かつ腹を割って語り合える友人というのは、本当に良いものだなぁと思いながら読ませていただきました。
最後にタイトルの意味がわかったときには、思わずため息が。
機会がありましたら。




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