【読書】方丈貴恵『盾と矛』

方丈貴恵 └ 方丈貴恵

やっぱり、事件は犯人がわかってからが本番だねぇ――
探偵事務所を営む草津正守は、警察からも捜査協力を求められる名探偵。
一方、中学の同級生・氷見朱鳥は、ヒミコと名乗り犯罪者の証拠の隠滅や犯人の捏造をおこない、依頼人の無実を作り出すことを生業としている。
絶対に逃がさない探偵と、必ず無罪にする仕事人。
『盾と矛』の関係の2人の対決の行方は…

方丈貴恵さんの『盾と矛』を読みました。

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あらすじ

完全な密室状態の別荘で、会社員の間宮慎太朗が殺害された。
間宮は源泉かけ流しの浴室で倒れており、傍らに別荘の鍵が落ちていた。
足が不自由な探偵の草津は、代わりに現場を確認しに行った助手の霧島の報告を途中まで訊くと、犯人とトリックを言い当ててしまう。
しかし、草津のアドバイスで現場を再捜査する前に証拠が隠滅されてしまう。
それは、「必ず無罪にする仕事人」ヒミコによるものだった。

感想

「絶対に逃がさない探偵」と「必ず無罪にする仕事人」。
面白そうだなと思って読みはじめたのですが、期待が大きすぎたのか、いまいち面白いと感じられなくて…

3つの事件が取り上げられているのですが、1つめの事件はヒミコが「必ず無罪にする仕事人」というのがピンと来なかったのですが、2つめの事件ではヒミコの本領発揮。
ところが3つめの事件では…
と、気がついたら没頭してしまっていました。

『盾と矛』として1番面白いのは2つめの事件。
そこからの3つめの事件は、一瞬頭がついていかなくなるような出来事が早々に起きて、まんまと方丈貴恵さんの掌の上で転がされてしまったといった感じでしょうか。

欲を言えば、1つめの事件から、もっと手強いヒミコを見たかったのですが、草津とヒミコの立ち位置を確立させるためには仕方がなかったのかな?

単行本で約380ページと、それなりのヴォリュームと、序盤が少し退屈なせいで、長い読書になりそうと思いましたが、終盤は引き込まれていきました。

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