【読書】米澤穂信『倫敦スコーンの謎』

米澤穂信 小市民シリーズ └ 米澤穂信

小市民としてつつましく暮らすことを目標にしている小鳩くんと小佐内さんは、しばしば奇妙な謎に遭遇してきた。
そうした謎のほとんどは「解くべき問題」として提示されたけれど、誰も気づいていない奇妙さにふたりがいち早く気づくということもたまにはあった…

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米澤穂信さんの『倫敦スコーンの謎』を読みました。

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あらすじ

スコーンがおいしくなかったの――
小佐内さんのグループが調理実習で作ったスコーンが、なぜか生焼けになっていたという。
小佐内さん自身はスコーンの担当ではなかったが、スコーンを作る過程は都度見ていたが、何も問題はなかったという。
小佐内さんから助けを求められた小鳩くんは、スコーンがおいしくなかった理由を突き止めることができるのか?

感想

「小市民シリーズ」の番外編(?)第2弾です。
今回は、高校2年の夏までに小鳩くんと小佐内さんが遭遇した謎が4つ。

ちなみに、「倫敦」は「ロンドン」、「桑港」は「サンフランシスコ」、「羅馬」は「ローマ」、「維納」は「ウィーン」と読みます。
って、私もこの本で知ったんですけどね…

このシリーズは、小鳩くんと小佐内さんの間に流れるほんわかとした空気が好きなのですが、その空気のまま鋭い推理になだれ込んでいくのがたまらなかったりします。
それでいて、小市民であり続けようとするところがまた…

最後に収められていた『維納ザッハトルテの謎』だけは、ちょっと頭に「?」が浮かびましたが、ほかの3作品は、いつもどおり魅力的な作品になっていて、楽しませてもらいました。

シリーズものではありますが、この作品から入っても問題ないんじゃないかな?って思います。

収録作品

表題作のほか、『桑港クッキーの謎』、『羅馬ジェラートの謎』、『維納ザッハトルテの謎』が収められています。

桑港クッキーの謎

小鳩くんと小佐内さんが通う船戸高校の卒業生で美術家の縞大我が、サンフランシスコ・ビエンナーレの黒熊賞を受賞した。
縞ゆかりの品が高校に残っていないか調べたところ、県展に出品した作品が見つかるが…

羅馬ジェラートの謎

小鳩くんと小佐内さんは、人気ジェラート店の2号店を訪れる。
すっかりジェラートに魅了された小鳩くんだったが、小佐内さんは満足していなかった…

維納ザッハトルテの謎

卒業生を招いての講演会に、縞大我が登壇することになった。
それに先立ち、縞が拠点にしているアメリカから、作品が送られてきたが…

コメント

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