【読書】岩井圭也『科捜研の砦』

岩井圭也 最後の鑑定人 ├ 岩井圭也

科捜研の砦――警視庁科学捜査研究所に勤める土門誠は、副所長の加賀正之とあわせてそう呼ばれていた。
土門のもとには他の機関では手に負えない案件がまわってくる。
鑑定技術力と幅広い知識を持っていて、少しの違和感も見逃さない。
そこに隠されているのがどれほど残酷な事実だったとしても、必ず真実を追究する。

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岩井圭也さんの『科捜研の砦』を読みました。

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あらすじ

罪の花

科学警察研究所、通称科警研の職員・尾藤宏香のもとに、千葉県警から白骨死体の鑑定の依頼がまわってきた。
千葉県警は遺体発見現場の検証を警視長の科捜研に依頼しており、その担当者が土門誠だった。
尾藤は、土門が遺体発見現場を改めて見に行くのに同行するが…

感想

「最後の鑑定人シリーズ」の第2弾です。
時系列的には『最後の鑑定人』よりも前、土門が科捜研で勤めていた時のエピソードになっています。
最後のエピソードがきっかけで、民間の鑑定所を立ち上げることになったのかな?と思ったのですが、冤罪事件に関わってしまったため科捜研を辞めたということなので、違うのかな。

『最後の鑑定人』ではそこまで感じなかったのですが、かなり気難しい人間。
民間の鑑定所を立ち上げたことで、社交性が出てきたということかな。

相変わらず派手さはないものの、地道な努力が結果に繋がるという、安定感のある作品になっていました。
コツコツとやるべきことをやっていけば、必ず成果が出るという、私に対する戒めのような話…

次作にも期待です。

収録作品

『罪の花』のほか、『路側帯の亡霊』、『見えない毒』、『神は殺さない』が収められています。

路側帯の亡霊

川沿いの道路で、飲酒運転の車がハンドル操作を誤り、運転手が崖下に投げ出されて死亡する事故が発生した。
この事故を鑑定した土門は、運転手が落下した場所が近すぎると言う。

見えない毒

死因不明の男性の部屋から、微量の白い粉が発見された。
土門は検体が非常に少ないため、溶液に溶かすことなく分析をしたいと考えるが…

神は殺さない

火災の現場から男性の遺体が発見されたが、男性は火災の前に死んでいたことがわかった。
男性は、土門の上司・加賀の娘を車の事故で死なせた相手だった。

コメント

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