山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首を切り落とされた死体が発見された。
周到に身元を隠された死体だったが、間もなく身元が明らかになる。
間を置かずして発見された殺人事件現場に住んでいた男だったのだ。
一方、警察署には死体が自分の父親ではないかと言う小学生が訪ねてくる。
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櫻田智也さんの『失われた貌』を読みました。
あらすじ
J県姫上市の山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首を切り落とされた死体が発見された。
死体の身元特定に時間を要するかと思われた事件だったが、隣の駒根市で発生した殺人事件の現場に住んでいた男であることがわかる。
姫上署捜査係の係長・日野雪彦は部下の入江文乃とともに捜査にあたるが、警察署を死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う男児が訪ねてくる。
男児の父親は10年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。
感想
お初の作家さんです。
「このミステリーがすごい! 2026年版」国内編1位、「週刊文春ミステリーベスト10 2025」国内部門1位、「ミステリが読みたい! 2026年版」国内篇1位を獲得したという作品。
読む前から期待が高まっちゃいますよね。
『失われた貌』というタイトルどおり、周到に身元を隠した死体が発見されるのですが、以外にもすぐに死体の身元が明らかになってしまいます。
その後も、このタイトルがぴったりとくるような展開にならないなぁと思っていたら、最後に一転。
伏線が綺麗に回収されてスッキリというよりも、タイトルの意味がわかってスッキリという感じでした。
最後の二転三転に繋げるために、ちょっと複雑になっている部分があって、私には少し置いて行かれる部分があったものの、面白い作品でした。
もう1冊手に取ってみたい作家さんです。




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