週刊文春ミステリーベスト10

▼著者 サ行

【読書】櫻田智也『失われた貌』

山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首を切り落とされた死体が発見された。周到に身元を隠された死体だったが、間もなく身元が明らかになる。間を置かずして発見された殺人事件現場に住んでいた男だったのだ。一方、警察署には死体が自分の父親ではないかと言う小学生が訪ねてくる。
├ 横山秀夫

【読書】横山秀夫『ノースライト』

あなた自身が住みたい家を建てて下さい――建築士の青瀬稔は、青瀬の建築が気に入ったという吉野夫妻からそう依頼された。そして立てたのが通称”Y邸”。北側からの光、ノースライトを取り込んだその建物は『平成すまい200選』にも選ばれた。しかし、引き渡しから4ヶ月、Y邸にはただの1度も住まれた形跡がなかった。
├ 横山秀夫

【読書】横山秀夫『半落ち』

「女房を殺しました」W県警教養課次席の梶警部が自首してきたことで、警察内に激震が走る。梶は、痴呆症が悪化した妻を不憫に思い、扼殺したのだという。しかし、妻を殺害してから自首するまでの2日間に、どこで何をしていたのかについては一切話そうとしない。「死に場所を探して彷徨い歩いていた」という調書が作られ、梶は秘密を抱いたまま、司法の手に自らを委ねる。