【読書】石持浅海『高島太一を殺したい五人』

石持浅海 ├ 石持浅海

まさか、太一さんはもう死んでるんですか――
塾のサマースクールの前日、ひとり下見をしているはずの塾長の息子・高島太一を殺害するために研修所を訪れた川瀬奏音と松木真桜は、キッチンで倒れている太一を見て驚きの声をあげた。
研修所には、なぜかほかの講師たちも集まっていて…

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石持浅海さんの『高島太一を殺したい五人』を読みました。

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あらすじ

首都圏で発生した連続殺人事件の犯人が、自らの教え子だと気づいた塾講師の高島太一は、犯人の枝元絵奈を殺害した。
その場面を見ていた塾講師5人は、太一を殺害するために、サマースクールの前日に研修所を訪れるが、太一はキッチンの床の上で仰向けに倒れていた。
太一に何が起きたのか? 太一にとどめを刺すべきか? どのような方法をとるべきか?
5人の意見は纏まらないまま、時間だけが過ぎていく。

感想

着眼点が、いかにも石持浅海さんらしい作品です。

高島太一を殺害するために研修所に集まった(集まってしまった)塾講師5人。
しかし、到着してみると既に太一は頭を強く打ってキッチンの床の上。
絵奈殺しの犯人として挙げられないようにするため、太一を確実に死なせたいけど、自殺や行方不明に見えるようにしたくはない。
勝手に死んでくれるか、事故に見せかけてとどめを刺すのがベストなんだけど…
ああだこうだと言っている間に時間だけが過ぎていきます。

そんなやりとりが、「碓氷優佳シリーズ」をはじめとした、これまで読んだ石持浅海さんの作品を思い起こさせて。
そうやって考えると、作風を確立されている作家さんなんだなぁと、改めて感心してしまいます。

結末は、半分当たり。
途中から懸念していたことが的中したって感じかな。
にも関わらず、奏音が出した結論には驚きましたが、そういうことだったのねと。
残りの半分がわかっていなかったために、奏音が出した結論に驚いてしまいました。

8/7に文庫化されるようなので、もしよろしければ、これを機にぜひ。

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