医は仁術である。しかし、人の生命を商売としていることを忘れてはならない。
地方都市で絶大な影響力を持つ医療一族・池田家。
初代理事長の父が築いた病院を、子供たちが大きくしてきた。
その中でも異彩を放ったのが、かつて異端視された次男・利雄だった。
経営の在り方を刷新し、拡大路線へと舵を切った利雄だったが…
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濱嘉之さんの『孤高の血族』を読みました。
あらすじ
創立150周年を迎えた医療法人社団清光会東北総合病院。
それは、初代理事長の父が築いた病院を、子供たちが大きくしてきた。
その中でも異彩を放ったのが、かつて異端視された次男・利雄。
海外で最先端医療を学んだ利雄は、経営の在り方を刷新し、拡大路線へと舵を切ってきた。
しかし、その利雄にも悲劇が訪れる。
感想
公安小説の第一人者である濱嘉之さんの手による、医療・経済サスペンスです。
なんでも、作家デビューする前に誰にも見せずに書き上げた幻の第1作なんだとか。
物語は壮大。
壮大な医療小説というと、山崎豊子さんの『白い巨塔』を思い出しますが、こちらは地方で絶大な影響力を握る池田家の物語です。
公安小説ではないものの、病院で余った薬を現金化する「現金問屋」の暗躍や、医療法人を隠れ蓑にした裏社会の問題など、濱嘉之さんが公安時代に見聞きしてきたことが描かれています。
派手さはないものの、最初から最後まで惹きつけられる作品。
機会がありましたら。




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