瀬川小菊の師匠・瀬川菊花の舞台の最中、なぜか花びらが1枚落ちてくる。
小菊は衝立の陰から師匠の舞台を注視するが、誰がどうやって、なぜ花びらを落としているのかわからない。
菊花の指示で、大学の同級生で探偵の小泉文吾に謎解きを依頼する。
近藤史恵さんの『散りしかたみに』を読みました。
あらすじ
歌舞伎座での公演中、瀬川菊花が出演している場面で、毎日1枚の桜の花びらが舞台に舞い落ちてくる。
弟子の小菊は菊花の指示で、同級生で探偵の小泉文吾に謎解きを依頼する。
一方、30年隠されてきた市川伊織に関する歌舞伎界の秘密が明かされようとしていた。
感想
「探偵今泉シリーズ」の第3弾だそうです。
あらすじを読んで手に取ったのですが、シリーズものだったようです。
リサーチ不足でした…
もちろん、前作を読んでいなくても読めるのですが、人間関係だとか、エピソードだとか、何ヵ所かわからないところがありました。
物語は、近藤史恵さんが得意とする分野の1つ、歌舞伎を舞台にした作品。
本当に引き出しの多い作家さんです。
ミステリに分類される作品ですが、殺人事件が発生しないどころか、舞台に舞い落ちてくる花びらがメインの謎という作品。
これで長編1作書いてしまうのですからすごいですよね。
そういえば、近藤史恵さんの作品って、殺人事件が起きないミステリが多いですよね。
もちろんそれだけでなく、美形の人気女形・市川伊織とその交際相手で、これまた美女の虹子の話が絡んできて、物語に奥行きを与えています。
第3作から読んでしまいましたが、改めて1作目の『ねむりねずみ』から読み直したいと思います。




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