中山七里さんの『贖罪の奏鳴曲』を読みました。
あらすじ
弁護士の御子柴礼司は、フリージャーナリストの加賀谷竜次を埼玉県を流れる入間川に遺棄した。
その一方で、二審まで担当した弁護士が病気で弁護を下りた東條美津子の最高裁審理を引き受ける。
美津子は、夫の彰一が事故で運び込まれた病院で、人工呼吸器の電源を切って夫を殺害した罪で起訴されていた。
感想
面白かった!
1ページ目から面白いというのは、こういう作品のことを言うのでしょうか。
おかげで睡眠不足になってしまったことだけは、誤算でしたが…
『贖罪の奏鳴曲』というタイトルから、岬洋介シリーズのような、音楽を前面に出した作品になっているのかな?と思ったのですが、刑事事件もの。
ただ、犯人を挙げるというところではなく、裁判が主題に置かれているところが特徴でしょうか。
その裁判の様子は、ジェフリー・アーチャーを彷彿とさせる…とまで言うと言いすぎでしょうか。
緊迫感やリアリティはジェフリー・アーチャーに劣るものの、なかなか読み応えのあるものでした。
あと、医療少年院での様子も、実際にこんなものなのかなぁと思う程度にリアリティがありました。
こちらは、実際に刑務所で服役したことのあるジェフリー・アーチャーの方が上手ですね。
この作品、「御子柴礼司シリーズ」としてシリーズ化されているようなので、また読むのが楽しみな作品が増えてしまいました。




コメント