天才ハッカー・白澤香葉子が奪取した、中国のサイバーセキュリティ会社の内部文書は、中国共産党のサイバー犯罪と地方政府の腐敗の数々が記された現代の”禁書”だった。
一方、現在の5人体制に限界を感じていた片野坂彰は、新たに人員を補充し、組織の拡大を決断する。
濱嘉之さんの『警視庁公安部・片野坂彰 禁書の解錠』を読みました。
あらすじ
片野坂彰の部下、白澤香葉子が中国のサイバーセキュリティ会社〈i-SOON〉から抜き取った内部文書は、中国共産党のサイバー犯罪や地方政府の腐敗の数々が記された、現代の”禁書”だった。
一方、現在の5人体制に限界を感じていた片野坂は、白澤の日本帰還や人員の追加など、組織の再編に手をつける。
感想
新たな展開への序章といった位置づけの作品でしょうか。
ヨーロッパを拠点にハッカーとして活動していた白澤香葉子の日本帰還や新メンバーの登用など、人事面の話がメインになっています。
あとは、例の如く”濱節”を楽しむといったところでしょうか。
現場を離れてかなりの時間が経っていると思うのですが、相変わらず国内情勢、世界情勢に対して鋭い観察眼を持っておられるなぁと…
出版されて間もない作品ではありますが、現在の情勢を言い当てている部分もちらほらと。
この作品で1番心に残ったのが、「アフリカを支援する際に大事なのは金やモノではなく教育なんだよ」という言葉。
確かに教育の水準が上がらなくては、いつまで経っても支援が必要なままですよね。
その教育を行える環境を作りあげることが1番難しいのかも知れませんが…
新たなステージへ向かう準備は整ったので、次回作に期待ですね。




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