3/11、徳間文庫より赤川次郎さんの『泥棒は幻を見ない』が、文庫化されて発売されます。
子供を虐待して死なせた男が、一太刀に切られて殺害された。刀傷を見た今野淳一は、並みの腕前ではないと判断する。
また、勤めていた警察署から1億円を盗み出した竹原紘二も、バッサリと斬られて殺害された。
TV局が招いたイタリア・オペラの夜、すべてに決着がつく!
概要
1980年から愛されて45年!
元祖ユーモアミステリー「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ第23弾!子どもを虐待死させた男が殺された。
その死体には日本刀の太刀筋が!泥棒の淳一と刑事の真弓夫婦は、〈夜のニュースワイド〉のプロデューサー・めぐみとともに事件の真相を追い始める。
その一方で、ある男が出所する。
殺人の罪で二十年服役していたのだ。
裁判当時、彼が殺人の動機を口にしなかったことに違和感を覚えた淳一は……。
ひとこと
「夫は泥棒、妻は刑事シリーズ」の第23弾です。
このシリーズは短編と長編の両方があるのですが、今回は長編。
初期の作品の方が、夫の淳一が見せる華麗な泥棒行為を見ることができて個人的には好きですが、夫は泥棒、妻は刑事という突拍子もないコンビが魅せるこのシリーズは好きですね。
ひょっとしたら、このシリーズがなければ横関大さんの『ルパンの娘』も生まれなかった??
赤川次郎さんが大好きなオペラが舞台として描かれている点も注目です。
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