AIがテロリスト集団と対決?!
人工知能の研究者だった合尾創は、双子のAI相以と以相を遺して密室の中で謎の死を遂げた。
息子の輔は探偵AIの相以とともに父の死の謎を解き、〈AI探偵事務所〉を開く。
一方、犯人AIの以相はテロリスト集団〈オクタコア〉に奪われ、現実世界での犯行に悪用されようとしていた。
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早坂吝さんの『探偵AIのリアル・ディープランニング』を読みました。
あらすじ
フレーム問題
人工知能の研究者・合尾創は、庭に作ったプレハブの研究室の中で焼死した。
当時、プレハブが密室になっていたことなどから、警察は事故と結論づけるが、息子でミステリマニアの輔はその判断に納得せず、創が遺した探偵AIの相以とともに父の死の謎に挑む。
感想
AIをテーマに取り上げた作品です。
刊行されたのが8年前とのことですから、かなり時代を先取りした作品になっていますが、今読んでも納得の仕上がりに。
AIを開発する上での問題をうまく盛り込みながら話を進めていっているので、AIの中身についてわかっていない人でも、問題点を理解しやすいのではないでしょうか。
また、刑事役と犯人役の双子のAIを作成し、事件をつくり、解かせることでディープランニングを進めるというアイデアも良かったですね。
続編も出ているようなので、手に取ってみたいと思います。
収録作品
『フレーム問題』のほか、『シンボルグラウンディング問題』、『不気味の谷』、『不気味の谷2』、『中国語の部屋』が収められています。
シンボルグラウンディング問題
環境保護団体〈トーキョーゼブラ〉のリーダー横島馬子が殺害された。
どうやら、馬子が切り株に座っていたところ、崖の上から白黒のゼブラ柄に塗られたロバが落ちてきたらしい。
不気味の谷
輔が通う高校で、運動場にミステリーサークルが描かれたり、校舎の窓が7色に塗られたりといった不思議な事件が立て続けに起こった。
そしてついに、生徒指導の教師・厳島が歩道橋の階段から突き落とされる事件が発生する。
不気味の谷
輔が1歳の時に焼身自殺したとされる母・まもりの事件を調べるために、輔はまもりの実家がある武君野村を訪れる。
中国語の部屋
公安警察の右龍の裏切りにより、〈オクタコア〉の手に落ちた輔は、人工知能が完璧かどうかというテストを受けさせられる。
輔が勝った場合、輔を解放するというのだが…




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