【読書】大倉崇裕『やっぱり犬は知っている』

大倉崇裕 犬は知っている ├ 大倉崇裕

警視長総務課の笠門達也巡査部長と相棒のファシリティドッグ・ピーボは、患者の心のケアをするという本来の仕事の他に、重体の犯罪者から秘密を訊き出すという仕事をしている。
今日も元暴力団員、窃盗犯、連続放火犯らから秘密を訊き出し、事件解決へと繋げていく。

大倉崇裕さんの『やっぱり犬は知っている』を読みました。

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あらすじ

犬だけが知っていた

笠門達也巡査部長は、相棒のファシリティドッグ・ピーボとともに、警察病院に入院している元暴力団員の坂内から「スギさん」という言葉を聞き出す。
調べたところ、「スギさん」は、かつて新宿公園界隈を根城にしていたホームレスだったことがわかる。
さらに、「スギさん」を殺害した犯人が、アニメーション監督の清洲納であるという情報を掴むが…

感想

「犬は知っているシリーズ」の第2弾です。

重体になり、弱気になっている犯罪者から秘密を訊き出す、違法すれすれの捜査を行う笠門とピーボ。
と書いてしまうと身もふたもないのですが、ファシリティドッグとしてのピーボの能力と、訊き出した情報をもとに推理を進める笠門の能力により、重体の患者も浮かばれるのかな?と思わされる作品になっています。

警察の縦社会と、プライドから、総務課の笹門に敵対する刑事たち。
笹門がミスをすれば、笹門のみならず、上司の須脇警視正の立場も危うくなるという緊張感が、作品に面白さをプラスしています。

ピーボとコンビを組むとなると、いろいろ大変なことが多そうですが、これだけ能力の高い犬であれば、癒やされてみたいなぁと思うのでした。

収録作品

『犬だけが知っていた』のほか、『犬が気づく』、『犬が祓う』、『犬が守る』が収められています。

犬が気づく

入院中の窃盗犯から、指名手配犯・苗場颯太の名前を聞き出した笠門とピーボは、苗場が殺害した鍬田の娘で、苗場の夫である有紀を張り込むが、有紀は近所のスーパーで万引きを繰り返していた。

犬が祓う

笠門とピーボは、連続放火犯とみられる全身大火傷の身元不明の男性から、犬の名前「ジロー」と、意味のわからない「シシボ」という言葉を聞き出す。
笠門は現場で撮られた野次馬の写真の中から、放火犯が岬治一であると導き出すが…

犬が守る

笠門は同年齢の刑事・滝小田から、上司の刑事課長・大月が殺人犯ではないかと疑っていると告げられる。
大月は、事件性が疑われる案件を早々に事故として片づけるなど、不自然な行動が見られた。

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