10/10、PHP文芸文庫より、中山七里さんの『越境刑事』が、文庫化されて発売されました。
新疆ウイグル自治区出身の留学生ら2人が立て続けに殺害される事件が発生。
高頭冴子警部は、事件に中国公安部が関与していることを突き止めるが、活動家の夫を持つ女性を拉致して中国へ出国されてしまう。
『逃亡刑事』の「高頭冴子シリーズ」第2弾。
概要
千葉県警の高頭冴子は、留学生の失踪が相次いでいるという噂を耳にする。その数日後、新疆ウイグル自治区出身の留学生カーリの死体が発見された。捜査に乗り出した冴子は、事件に中国公安部が絡んでいることを?むも、カーリのバイト先の雇い主・カーディルも殺害され、冴子に保護を求めたカーリの同僚・レイハンも容疑者に連れ去られてしまう。レイハンを救い、事件の真相を暴くため、冴子と部下の郡山は中国での捜査を強行するが――。
ひとこと
「高頭冴子シリーズ」の第2弾です。
私は単行本で読んで面白かったのですが、シリーズ第1作の『逃亡刑事』よりもハードな展開に。
第3作が出てしまったら、高頭冴子は死んでしまうんじゃないかと思ったくらい。
もっとも、そんなことはなく、第3作の「武闘刑事」でも、最後まで冴子は活躍しているのですが…
おそらく、シリーズ最もハードな作品になるんじゃないかなと思います。
舞台を中国、新疆ウイグル自治区に設定したがための受難ですね。
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