望月麻衣さんの『京都寺町三条のホームズ6 新緑のサスペンス』を読みました。
あらすじ
アルバイト先の骨董品店〈蔵〉の店主の孫・ホームズこと家頭清貴とついに付き合うことになった真城葵。
ある日、京都の蒐集家や鑑定士の家から、仏教関連の美術品が盗まれるという事件が発生した。
さらに、以前の事件で知り合った探偵の小松の高校生の娘が行方不明になったと、ホームズに相談が持ちかけられる。
感想
「京都寺町三条のホームズシリーズ」の第6弾です。
今回はこれまでより規模が大きくなって、美術品の盗難事件や、女子高校生の行方不明の謎を解くことになります。
このシリーズは、これまで骨董品に関する謎を解くというところまでだったので、ちょっと驚き。
でも、あまり違和感を感じさせないところが、キャラクター設定がしっかりしているせいなのかな?
ホームズは、時にいけずで腹黒いという設定になっているのですが、私としては、京都人として見ると、あまりそういう風には見えません。
別に京都人がいけずだったり、腹黒かったりすると言いたいわけではありませんが、時に遠回しに本音を伝える京都人の物言いを見ていると、特別いけずだったり、腹黒かったりしないのではないかなぁと。
ちなみに、電子ロックの13の答えは「薬師如来」だったんじゃないかなぁと思うのですが、いかがでしょう?
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