小路幸也さんの『ハロー・グッドバイ』を読みました。
あらすじ
『春 ここほれワンワン迷子かな』
堀田家の裏の右隣にある田町家を、増谷家と相沢家に建て替える工事が始まった。
相沢夏樹の部下の久田かおりが現場に入ることになったが、ある日の作業終了後、かおりと連絡が取れなくなってしまう。
感想
「東京バンドワゴンシリーズ」の第17弾です。
いつものことながら、心が和む1冊。私にとってはオアシスのような作品です。
かんなちゃんと鈴花ちゃんが小学校へ入学、花陽や芽莉衣ちゃんは大学へ、研人はミュージシャンとして独り立ちということで、変化に乏しい1年になったようですが、これまた落ち着いていて良いものがあります。
最後に収録されている『ハロー・グッドバイ』は、冬の話ですが、春を先取りしたようなお話。
次回以降、堀田家に新しい風が吹き込むのでしょうか?
この他、『夏 一夜一夜にもの語る』、『秋 どこかで誰かが君の名を』、『冬 ハロー・グッドバイ』が収められています。
『夏 一夜一夜にもの語る』
19時までだった〈東京バンドワゴン〉の営業時間を23時までにすることになった。
結果は大好評。しかし、カフェの椅子の上に千円札が挟まった古い文庫本が置かれるということが、5日連続で起きた。
『秋 どこかで誰かが君の名を』
大学生らしい男性が、カフェに物語が書かれたクリアファイルを置き忘れていった。
アルバイトの和ちゃんが中を読むと、祖母によく読んでもらった物語で、市販はされていないはずのものだと言う。
『冬 ハロー・グッドバイ』
年末、藍子の義母・メアリーさんが亡くなった。
義父のウェスさんは、藍子とマードックに日本に帰るよう指示する。




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