ドラマ化

├ 貴志祐介

【読書】貴志祐介『鍵のかかった部屋』

高校生の高澤大樹が練炭自殺を図った。偶然高澤家を訪れていた叔父の会田愛一郎は、サムターン回しを得意とする空き巣狙いだったが、5年間の懲役を経て出所してきたばかりだった。大樹の部屋にかけられたサムターン錠を愛一郎が特技で解錠し、部屋の中へ入ったが、ドアや窓にはテープで目張りがされており、完全な密室状態だった。会田は旧知の仲である防犯コンサルタントの榎木径に紹介され、弁護士の青砥純子に相談を持ちかける。
├ 横関大

【読書】横関大『ルパンの娘』

図書館で勤務する三雲華は、交際相手である桜庭和馬の実家に連れて行かれた。しかし、公務員としか聞かされていなかった和馬の職業は刑事。さらに、祖父母に両親、妹まで全員警官の警察一家だった。実は、華の家族は泥棒一家。交わることを許されない禁断の恋に、華は苦悩する。
├ 島本理生

【読書】島本理生『ファーストラヴ』

テレビ局アナウンサーへの就職にチャレンジしている聖山環菜は、2次面接で失敗したあと、父で画家の聖山那雄人が勤める美術学校へ行き、包丁で刺し殺してしまう。テレビにも出演する臨床心理士の真壁由紀は、環菜のことを本にしないかと持ちかけられる。さらに、環菜の国選弁護人として、由紀の義弟・庵野迦葉が弁護を担当することになる。
├ 貴志祐介

【読書】貴志祐介『狐火の家』

西野真之の娘・愛美が自宅の中で殺害された。死亡推定時刻は、真之が発見する30分前、プラスマイナス30分。自宅が密室状態だったこともあり、第1発見者の真之が参考人として事情を聞かれる。地元弁護士から依頼を受けた弁護士の青砥純子は、防犯コンサルタントの榎本径とともに、密室の謎に挑む。
├ 島本理生

【読書】島本理生『よだかの片想い』

前田アイコの左目の下から頬にかけては、生まれつきのアザがある。常に他人の目を気にしながら生活してきたこれまでの人生。そんなアイコに、顔にアザや怪我がある人に対するインタビューの話が持ちかけられる。承諾したアイコには、本の表紙になって欲しいというお願いまで…さらに、その本を原作にした映画の制作が決まる。監督は飛坂逢太。研究一筋で大学院博士前期課程まで進んだアイコは、飛坂に初恋の想いを抱く。
├ 秋吉理香子

【読書】秋吉理香子『絶対正義』

ノンフィクション作家の和樹、主婦の由美子、インターナショナルスクールの副学長の理穂、俳優の麗香。高校の同級生4人のもとに、高規範子から招待状が届く。範子は、和樹ら4人が、5年前に殺害したはずの人物。約束の日、約束の場所で待ち受けていたのは…
▼著者 ヤ行

【読書】八木圭一『一千兆円の身代金』

国武元副総理の孫息子・篠田雄真が誘拐された。犯人の要求は、日本の財政赤字額である1085兆円の身代金。または、財政危機を招いた責任についての謝罪と、具体的な再建策の提示を行うこと、という、前代未聞のもの。警察は、平岡ナオトという人物が書いた『嘆願ブログ』に着目するが…
└ 中山七里

【読書】中山七里『作家刑事毒島』

『ワナビの心理試験』フリーの出版プロデューサー・百目鬼次郎が、背後から柄のないアイスピックのようなもので刺されて殺害された。百目鬼は〈小説すめらぎ新人賞〉の下読みを担当しており、落選させた三人の応募者から、脅迫めいた抗議文が出版社に届けられていた。警視庁の犬養は、コンビを組む高千穂明日香に、刑事技能指導員で兼業作家の毒島真理の意見を訊いてくるよう指示する。
▼著者 タ行

【読書】高木彬光『人形はなぜ殺される』

新作魔術発表会で披露する予定だったギロチンの魔術。タネとして用意していた人形の首が楽屋から盗まれ、魔術は急遽中止される。しかし、その4日後、魔術会で首を切られる役だった京野百合子が、本当にギロチンで首をはねられて死亡しているのが見つかる。しかも、百合子の首は持ち去られ、代わりに楽屋から盗まれた首が置かれていた。名探偵・神津恭介が事件に挑むが、2人目、3人目の被害者が出てしまう。
├ 小路幸也

【読書】小路幸也『東京バンドワゴン』

『百科事典はなぜ消える』堀田家は明治時代から続く古書店〈東京バンドワゴン〉を経営している4世代8人の大家族。その古書店に、朝になると百科事典が2冊増え、夕方にはなくなっているという珍事が発生。どうやら、近くのマンションに住む小学1年生・大町奈美子が関わっているようなのだが……
▼著者 海外

【読書】アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』

パイ屋敷で働く家政婦・メアリ・ブラキストンが、屋敷の階段から転落して死亡した。当時、屋敷は密室になっており、警察も事故であると判断したが、村人たちの間では、メアリの息子・ロバートが殺害したのではないかとの噂が立つ。ロバートの婚約者・ジョジー・サンダーリングは、名探偵アンティカス・ピュントのもとを訪ねるが、探偵にできることは限られていると、断られてしまう。しかし、今度はパイ屋敷の主人・サー・マグナス・パイが殺害される事件が発生する。ピュントは助手のジェイムズ・フレイザーとともに村へ向かう。
├ 宮部みゆき

【読書】宮部みゆき『R.P.G』

カラオケボックスでアルバイトの女性・今井直子が殺害される。3日後、今度は建築中の建物の中で、所田良介が殺害されるが、遺留品などから2つの事件は同一犯によるものと断定される。所田は、インターネット上で妻、息子、娘役の4人とチャットやメールを楽しんでおり、理想的な家族を創りあげていた。警察は所田のインターネット上での家族を署に呼び、実の娘・一美に、見覚えのある人物がいないか確認する。
├ 新川帆立

【読書】新川帆立『元彼の遺言状』

弁護士の剣持麗子は、プロポーズに渡された指環の小ささに激怒。さらに、ボーナスを減らされたことに激怒し、弁護士事務所を飛び出してしまう。元彼の森川栄治に「久しぶり!元気?」と何の気なしにメールを送ったら、栄治が死亡した旨の返信が届く。栄治は生前、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」と、遺言を残していた。
▼著者 ナ行

【読書】西村京太郎『殺しの双曲線』

一卵性双生児の小柴勝男と利男は、双子であることを利用した強盗を企てる。犯行時にわざと顔を見せるが、それが勝男なのか利男なのか判別できないため、警察は釈放するしかないという寸法だ。一方、婚約中の戸部京子と森口克郎のもとに、東北の雪山の中に建つホテルの宣伝のために、無料で招待したいという手紙が届く。その招待に応じた2人がホテルを訪れると、ほかに4人の客が集まっていた。しかし翌日、客の一人・矢部が、部屋の中で首を吊っているのが発見され、壁には「かくて第一の復讐が行われた」と書かれたカードが留められていた。
▼著者 ハ行

【読書】誉田哲也『ストロベリーナイト』

ため池近くの植え込みの中から、ブルーシートに包まれた男性の死体が発見された。男の身体には無数の傷があった上、喉を掻き切られ、腹は上下に切り裂かれていた。警視庁捜査一課の姫川玲子警部補は、腹を切り裂いたのは、ため池に投棄した後、腹に溜まったガスで死体が浮いてこないようにするためで、ため池にはほかの死体が沈められているのではないかと推理する。
└ 中山七里

【読書】中山七里『セイレーンの懺悔』

帝都テレビはBRO(放送倫理・番組向上機構)から、今年3回目となる勧告を受けていた。そんな中、女子高生・東良綾香が誘拐されたとの一報が入る。社会部の記者・朝倉多香美は、先輩の里谷太一とともに事件を追うが、綾香は廃工場の中で変わり果てた姿で発見される。多香美と里谷は、綾香を苛めていた同級生の情報を得て、彼女らが事後対応を話し合っている場をおさえることに成功するが…
├ 海堂尊

【読書】海堂尊『ナイチンゲールの沈黙』

東城大学医学部付属病院の小児科病棟に勤める看護師の浜田小夜は、眼のがんを患った子供たちを、不定愁訴外来の田口公平医師とともにメンタルサポートすることになる。その子供たちのうちの1人・牧村瑞人の父親は、病院に顔を見せないため、手術についての説明や同意書の受領ができずにいた。そんなある日、瑞人の父親が殺害されてしまう。
├ 大倉崇裕

【読書】大倉崇裕『福家警部補の考察』

聖南病院皮膚科部長の是枝哲は、かつて自分のMR(医薬情報担当)だった足立郁美が、接待の時に同じ立体駐車場に車を止める習慣を利用して殺害する。立体駐車場への侵入、脱出を誰にも見とがめられないように工作し、郁美は空き缶を踏んで足を滑らし、非常階段から転落した事故死だと見せかけるが、是枝の前に警視庁捜査一課の福家警部補が立ちはだかる。
├ 海堂尊

【読書】海堂尊『チーム・バチスタの栄光』

東城大学医学部付属病院の不定愁訴外来、通称愚痴外来を担当する田口医師は、病院長の高階から呼び出される。病院内で行われている左心室縮小形成術、通称「バチスタ手術」は、開始以降26例続けて成功していたが、最近になって立て続けに3例失敗しているという。バチスタ手術を担当するチーム・バチスタのトップ・桐生医師が、失敗の原因がわからないため、第3者の目で手術を見てもらいたいと申し出、そのお鉢が田口に回ってきたのだった。
├ 大倉崇裕

【読書】大倉崇裕『福家警部補の再訪』

室蘭-博多間を結ぶフェリー〈マックス〉が、旅行会社の特別企画で鹿角諸島を周遊する航海に出た。このフェリーの中で、警備会社の社長・原田明博は、かつての悪友・川上直巳を殺害し、直巳についてまわっている借金取りの岡山に捜査の目が向けられるように工作する。しかし、〈マックス〉には、出航前に別の事件の捜査で乗船し、下船し遅れた福家警部補が乗っていた。
├ 大倉崇裕

【読書】大倉崇裕『福家警部補の挨拶』

私設図書館の館長・天宮祥子は、創設者・江波戸康祐の亡き後、図書館を売り飛ばそうと企んでいる息子の江波戸宏久を夜中に呼び出し、図書室の蔵書で殴り殺したあと、本棚を倒して宏久が下敷きになったように工作する。事件を担当したのは福家警部補。福家は事故ではなく殺人事件ではないかと考え、捜査を開始する。
└ 中山七里

【読書】中山七里『ヒポクラテスの憂鬱』

埼玉県警のホームページの掲示板に、 全ての死に解剖が行われないのは、私にとって好都合である。 埼玉県警は今後県下で発生する自然死・事故死において、そこに企みが潜んでいないかどうかを見極めるがいい。という書き込みが行われた。投稿者の名前はコレクター(修正者)。この書き込みを受けて解剖事案が急増。人員と予算が逼迫していく。
└ 中山七里

【読書】中山七里『カインの傲慢』

東京都練馬区の緑地の中で、少年の遺体が発見された。少年は開腹されており、肝臓が取り出されていたことから、〈切り裂きジャック〉の事件を担当した犬養隼人に招集がかかる。少年は中国の貧困地域に住んでおり、養子縁組という名目で日本に連れてこられていた。さらに、貧困家庭で育つ少年が、臓器を摘出された状態で殺害されているのが発見される。
└ 中山七里

【読書】中山七里『ヒポクラテスの誓い』

研修医の栂野真琴は、内科医の津久場教授から広範な知識を得るようにと、法医学教室での研修を命じられた。法医学の権威・光崎藤次郎教授とアメリカ出身のキャシー・ペンドルトン准教授のもとで研修を行うことになった真琴だが、法医学の意義に戸惑う。そんなことはお構いなしに、光崎は県警が要請もしていない案件、遺族に虚偽申告して解剖した案件、別の監察医務院が処理したあとの案件などを次々にこなしてしまう。