人が死んだ部屋に住むのが仕事なんです。
自らの不倫で家を追い出された内田りさ子は、格安物件を探すうちにロンダリングという仕事に辿り着く。
部屋で人が亡くなった場合、次の店子にその旨を伝える義務があるが、りさ子のような人間が入居することで、その後の店子に部屋で人が亡くなったことを伝える義務がなくなるのだ。
原田ひ香さんの『東京ロンダリング』を読みました。
あらすじ
自らの不倫が原因で離婚した内田りさ子は、格安物件を探すうちにロンダリングという仕事に出会う。
部屋の中で住人が自死した場合など、その事実を次の店子に知らせる必要があるが、誰かが1度入居してしまえば、その後は伝える必要がなくなるのだ。
りさ子は1日5000円の日当で、東京中の事故物件を転々としていく。
感想
不謹慎かもしれませんが、ちょっと面白そうな仕事だなと思ってしまいました。
学生時代、走行に影響がない程度の事故車に乗っていたのですが、走行距離と年式から考えるとあり得ないくらいの格安車でした。
夜中に山道を走っていると、2度ほど白い服を着た女性がルームミラーに映ったことがあって、あぁ、そういう車なのかなぁと…
運転技術が未熟だったので、単なる見間違いかもしれませんが。
そんな人間なので、事故物件に住むのはそれほど抵抗なし。
でも、1ヶ月ごとに住居を転々としたら面倒くさそうですよね。
役所の手続き、運転免許証の手続き、保険、金融関係…考えるだけでうんざりします。
運転免許証なんて裏面が真っ黒になって、それだけで職務質問の対象になってしまいそうです。
少なくとも、家族持ちではできない仕事ですね。
離婚に関するゴタゴタで無気力な生活を送っていたりさ子ですが、お節介なおばさん・真鍋夫人のおかげで人間らしい生活を取り戻します。
やっぱり、ただ家に住んでいるだけというのは、人間には向いていないのかなぁと感じました。
続編もあるようなので、手に取ってみたいと思います。




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