〈G興産〉社長・田端将夫の息子・良久が発起人となった〈演劇祭〉のスポンサー探しがようやく落ち着いた頃、1番のスポンサーである〈KM建機〉のワンマン社長・八木沢公夫の17歳の娘に、良久が性的暴行を加えるという事件が発生した。
〈演劇祭〉は、実行責任者である杉原爽香の不祥事によって開催が危ぶまれているとの噂が流れる。
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赤川次郎さんの『白い夜のセレナーデ 杉原爽香53歳の冬』を読みました。
あらすじ
杉原爽香が開催に向けて尽力してきた〈演劇祭〉に、中止の噂が。
原因は、〈G興産〉社長・田端将夫の息子・良久の”凶行”だったが、爽香の不祥事によるものとの情報が流される。
一方、とある温泉旅館に、大量の現金を持った謎の女性が現れる。
大金に目がくらんだ女将らは横取りしようと画策するが…
感想
「杉原爽香シリーズ」の第39弾です。
シリーズが始まったときには15歳だった爽香も、53歳に…
そして、発売と同時に購入して一気読みしてしまうのも、すっかり年中行事になってしまいました。
毎回、基本的に『〇〇色の△△』という形をとるタイトルですが、今年の色は白。
これまで、暗黒や銀はありましたが、白はありませんでしたね。
グレー系の色は3、4回あったでしょうか…
”冬”で”白”と言うと、雪。
そういえば、このシリーズで東京が雪に覆われる回というのはあまりありませんでしたね。
「秋」や「冬」の作品は、暗いイメージの作品という印象があるのですが、今回も爽香を試練が待ち受けています。
しかし、もっとどよーんとした話になってもおかしくないところ、比較的軽めに読めたのはどういった理由からなのでしょうか?
最近思うのですが、爽香はもっと部下に仕事を振った方が良いような気が…
まぁ、それでも爽香が直接携わらないといけない部分で、毎回問題が発生してしまうんでしょうね。
それはわかっているのですが、もう少し部下に任せられないものかと思ってしまいます。
あと、そろそろ〈G興産〉を辞めても良いのでは?と思うのは私だけでしょうか。
爽香ほどの人物であれば、(もれなく疫病神が付いてくるという点を除いて)欲しがるところはいくらでもあると思うのですが…
特に今回の話を読んでいると、〈G興産〉の社長である田端の一家に明るい未来はないと思うんですよね。
〈G興産〉で働いているのにはいろいろと理由がありますが、とっくに清算は終わっていると思いますし、新しい舞台で活躍する爽香を見てみたいという気持ちが強くなっている今日この頃です。
思いつくがままに、だーっと書いてしまいましたが、これで今年の楽しみが1つ終了。
また来年の9月を待ちわびる日々が続きそうです。




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