小路幸也さんの『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』を読みました。
あらすじ
堀田研人は、祖父で伝説のロッカー・我南人の友人で、世界的ロックミュージシャンのキースの誘いで、初のフルアルバムをイギリスにあるキースのスタジオでレコーディングすることになった。
しかし、イギリスに着いた直後、義伯父のマードックが行方不明になってしまう。
感想
「東京バンドワゴンシリーズ」の第16弾です。
そして、4回に1回巡ってくる番外編。
しかし、これまでの番外編が回顧録だったのに対し、今回は前作の続きにあたる内容。
しかも、サスペンス要素を含んだものとなっています。
世界トップクラスのロックミュージシャンが目をつける、18歳のロックグループって、どんな才能の塊なんだろうなぁと、興味津々。
高校卒業までは大々的に活動をしないにも関わらず、ファンがついているとのことでしたが、今後はCDの売れ行きや、ライブの規模などで表現されていくのかな?と、期待しながら楽しみにしています。
イギリスを舞台にした作品でしたが、違和感などは感じられず。
それどころか、さすがイギリスと思わせる記述があって、充分な下調べがおこなわれたんだろうなぁと思わせられる出来でした。
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