海の底には城がある。
城に住むのは珊瑚の女王と、九人の騎士。
彼らにより美しい海は守られている――
生まれ故郷の海を愛する母と、国際協力事業団で海を守る仕事に就く父を見て育った浜崎朔也は、海洋学部で学び、旅行代理店を経て、ウェルネス・ツーリズムの会社〈海の王国〉を興したが…
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湊かなえさんの『王国』を読みました。
あらすじ
白珠湾の海を守る――
9人の仲間を得た浜崎朔也は、ウェルネス・ツーリズムの会社〈海の王国〉を興した。
しかし、第1の目標だった軽量酸素ボンベのお披露目会の最中、最愛のパートナー・汐音を亡くしてしまう。
そして朔也もまた、「珊瑚の女王を殺したのは、誰なんだ?」という謎のメールを仲間たちに送ったあと、死亡する。
感想
美しい白珠湾の海を残したい。
アプローチは違うものの、同じ旗印の下に集まった9人ですが、それぞれに事情や秘密を抱えています。
ひとりひとりに1つの章を割り当て、それぞれが目指しているものと、抱えている事情が解き明かされていきます。
美しい海を残したい。
同じようなことを私も学生時代に思ったことがありますが、就職して現地を離れると共に、そんな想いもどこへやら。
いや、想いは残っているものの、物理的に難しくなってしまったというのが正しいでしょうか。
朔也のような、”強力な磁石”がいなかったこと、なれなかったことも一因なのでしょうが、朔也亡きあとも志をひとつにできた8人はすごいなぁと感嘆。
海が舞台の作品ではありますが、秋の夜長に読むのにぴったりな作品じゃないかな?と思いながら読ませていただきました。




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