【新刊】[文庫化]中山七里『人面島』

中山七里 └ 中山七里

12/6、小学館文庫より、中山七里さんの『人面島』が、文庫化されて発行されました。

相続鑑定士の三津木六兵の肩には、子供の頃に負った傷跡があるが、それがある日突然しゃべり出す。
突飛な設定で読者を惹きつけた『人面瘡探偵』の第二弾です。
今回六兵は、通称「人面島」を訪れるが、その人の顔をした絶海の孤島で、さらなる怪事件が発生する。

概要

隠れキリシタンの島で起きた、密室殺人!

相続鑑定士の三津木六兵の肩には人面瘡が寄生している。毒舌ながら頭脳明晰なその怪異を、六兵は「ジンさん」と呼び、頼れる友人としてきた。
今回、六兵が派遣されたのは長崎にある島、通称「人面島」。村長の鴇川行平が死亡したため財産の鑑定を行うのだ。道中、島の歴史を聞いた六兵は驚く。ここには今も隠れキリシタンが住み、さらには平戸藩が隠した財宝が眠っているらしい。
一方、鴇川家にも複雑な事情があった。行平には前妻との間に長男・匠太郎、後妻との間に次男・範次郎がいる。だが二人には女性をめぐる因縁があり、今もいがみ合う仲。さらに前妻の父は島民が帰依する神社の宮司、後妻の父は主要産業を統べる漁業組合長という実力者だ。
そんななか、宮司は孫の匠太郎に職を継ぐべく儀式を行う。深夜、祝詞を上げる声が途切れたと思いきや、密室となった祈祷所で死んでいる匠太郎が発見された。ジンさんは言う。「家族間の争いは醜ければ醜いほど、派手なら派手なほど面白い。ああ、わくわくするなあ」戸惑いながらも六兵は調査を進めるが、第二の殺人事件が起きて――。
毒舌人面瘡のジンさん&ポンコツ相続鑑定士ヒョーロク、今度は孤島の密室殺人に挑む!

【編集担当からのおすすめ情報】
発売即重版となった『人面瘡探偵』第二弾、ついに文庫化!
こんどは隠れキリシタン&埋蔵金伝説のある島で、遺産をめぐりさまざまな事件が勃発。ついには台風の襲来に遭い、ライフラインも途絶えた完全孤立状態に。極限状況で、毒舌&頭脳明晰な人面瘡探偵・ジンさんは真実を見出せるのか。
帯には中山七里ファンでもある谷原章介さんがコメントを寄せてくださいました。お二人の貴重な対談も特別収録!

ひとこと

中山七里さんは好きな作家さんなのですが、このシリーズにはまだ手が出せていません。
だって、傷跡が人の顔をしているって、気持ち悪いじゃないですか。
でも、今回情報を集めていると、その傷跡がしゃべり出す?!
そうなったら話は別。面白そうじゃないですか。
さっそく、あとを追いかけさせてもらおうと思います。

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