東野圭吾さんの『恋のゴンドラ』を読みました。
『ゴンドラ』
広太は合コンで知り合った桃実と1泊のスノーボードデートにでかける。
しかし、ゴンドラで相乗りになった女性4人組の中に、同棲中の彼女・美雪が混じっていた。
美雪とは結婚の約束をし、双方の親への挨拶もすませた仲。
顔をミラーレンズのゴーグルとフェイスマスクで隠し、ウェアからスノーボードまで新品で揃えた広太は、なんとか美雪に見つからないようにと願うが…
映画化された『疾風ロンド』や、ドラマ化された『白銀ジャック』などと同じ「スキー場シリーズ」の作品です。
他の3作と違って短編集の形になっていますが、連作短編というのでしょうか、前の作品の内容が後ろの作品に影響してきます。
東野圭吾さんらしく、短編でも必ず最後に「おぉ!」と言わせる展開が用意されています。
面白いと思わせるものもあれば、深いと思わせるものも。
「スキー場シリーズ」でお馴染みのキャラクターとしては、一部に根津が登場するだけですので、この本から読みはじめるのもOKだと思います。
その他、『リフト』、『プロポーズ大作戦』、『ゲレコン』、『スキー一家』、『プロポーズ大作戦 リベンジ』、『ニアミス』、『ゴンドラ リプレイ』が収められています。
過去の「東野圭吾」記事
コメント