【読書】東野圭吾『透明な螺旋』

東野圭吾 ガリレオシリーズ └ 東野圭吾

東野圭吾さんの『透明な螺旋』を読みました。

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あらすじ 

フリーの映像クリエーター・上辻亮太が、南房総沖で漂流しているのが発見された。
上辻の背中には銃創があり、体内から銃弾が発見された。
上辻と同棲していた女性・島内園香から行方不明者届が提出されていたが、警察が園香に連絡を取ろうとしたところ、大きな旅行バッグを持って家をあとにした後だった。
また、園香が上辻からDVを受けていたことが判明する。

感想

「ガリレオシリーズ」の最新刊です。
といっても、昨年の9月に発行された作品なんですけどね。ようやく読めました。

この作品が「ガリレオシリーズ」の最終話になっても悪くないんじゃないかなぁと思ってしまいました。
さびしい話なんですけど、そう言われたら納得してしまう気がします。

短編の頃の「ガリレオシリーズ」は、物理学的に正しいかどうかにしか興味がなかった湯川学が、初の長編『容疑者Xの献身』で人の心情に踏み込むようになり、徐々に人間臭い湯川が見られるようになってきました。

そして今回、湯川のプライベートに関する大きな秘密が明らかに!
そんなものに触れられるとは思ってもみなかったので、驚きの連続でした。

作品を通じて描かれているのは、親子。
〈家族〉ではなく〈親子〉に焦点を当てた作品になっています。
推理小説として読むには、少し物足りないかも知れませんが、東野圭吾さんのファンなら読んで損はない作品だと思います。

コメント

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