ジェフリー・アーチャーの『盗まれた独立宣言』を読みました。
あらすじ
アメリカに巣くうマフィア、キャヴァルリは、国家の秘宝に手を出すことを決意した。
世界最高の偽金作りであるダラービルに独立宣言の模写を作成させたキャヴァルリは、映画の撮影を装って国立公文書館に所蔵されている独立宣言をすり替えることに成功した。
すり替えた独立宣言は、イラクのサダム・フセイン大統領のもとへ送られた。
一方、大学で憲法学教授の傍ら、CIAの教官をしているスコット・ブラッドリーは、はじめて現場に送り込まれることになったが、そこでイスラエル諜報特務庁、モサドのエージェント、ハンナ・コペックと恋に落ちる。
しかし、身分を偽って近づいてきたスコットのことを、逆スパイだと思ったハンナは、スコットを毒殺しようとする。
7月4日、アメリカの独立記念日に、バグダッドで独立宣言を灰にしようとたくらむフセインを、止めることはできるのか?
感想
日本では、1993年に発行された作品です。
作品の中でのアメリカ大統領はクリントン。
ずっと手元に置いてあったのですが、読み返したのは久しぶりです。
ジェフリー・アーチャーのお約束と言っても良い、大逆転のための大きな仕掛けがどこに隠されているのかを探りながら読むことになりますが、この作品はかなり前の方。
「そこに仕掛けがあったのか!」と、思わず唸ってしまいます。
まぁ、この作品を読むのは4回目か5回目なので、もうわかっているんですけどね。
それでも、何回かやってくる山場では、思わずドキドキしてしまいます。
結果を知っているのに楽しめるのは、お約束ごとに則って作られた時代劇を楽しむ日本人的な感性によるものなのでしょうか。
イラク情勢は大きく変わってしまいましたが、結局のところは「人」なんだってところを見せてくれる作品になっています。
今でも、十分に楽しめるのではないでしょうか。




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