ドラマ化

└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『予知夢』

森崎邸に男が押し入った。娘の礼美の部屋に侵入したが、母親の由美子が猟銃で撃退した。その後、森崎邸に押し入った男・坂木信彦は轢き逃げ事故を起こし、警察に逮捕されたが、森崎邸に押し入った理由について、礼美から招待されたためと主張した。森崎礼美は、坂木が子供の頃から将来結ばれる女性だと言い張っていたらしい。物理学教授の湯川は、坂木が見た予知夢の謎に挑む。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『眠りの森』

高柳バレエ団の事務所に強盗が押し入ったが、ダンサーの斉藤葉瑠子が金属製の花瓶で頭を殴打し、強盗を死なせてしまった。捜査にあたった加賀恭一郎らは、正当防衛ということで裏付け捜査を進めるが、バレエ団の公演のゲネプロで、バレエ・マスターの梶田康成が毒殺される事件が発生する。さらに、ダンサーの柳生講介が命を狙われる。そして、梶田の殺害トリックが見えてきた頃、被疑者として名前が挙がった森井靖子が自殺を遂げる。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『探偵ガリレオ』

自動販売機の前にたむろしていた若者の後頭部が突然炎上。近くに置かれていたガソリン入りのポリタンクに延焼して、1人が死亡、4人がやけどを負う事故が発生した。この事件を担当することになった警視庁捜査一課の草薙刑事は、学友で物理学教授の湯川の力を借りて捜査に乗り出す。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『白夜行』

大阪にある建設途中で放置されたビルで、質屋の主人・桐原洋介が殺害された。複数の容疑者が現れては消えたあと、捜査線上に浮かんでいた卸売業を営む寺崎忠夫が事故死して、事件は暗礁に乗り上げた。桐原洋介の息子・亮司と、桐原洋介と関係があったのではないかと見られていた西本文代の娘・雪穂の周囲では、その後も事件が発生する。19年にわたって2人を追い続けた刑事・笹垣潤三が、包囲網を徐々に狭めていく。
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『新 謎解きはディナーのあとで』

国立警察署での勤務を終え、お迎えのリムジンに乗って帰宅の途についた宝生令子のもとに、事件発生の連絡が入った。電波の状態が悪く、通話相手が誰かわからなかったものの、令子は事件現場である国枝邸へ向かう。死んでいたのは35歳にして父親が創業した会社の取締役につく国枝雅文。天上にかけたロープで首を吊っている状態で発見されていた。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『風のなかの櫻香』

産まれてすぐに捨て子になった櫻香は、尼寺に引き取られて成長した。しかし、中学生になった櫻香の周囲には不穏な男女の影が。尼寺から依頼を受けた浅見は、櫻香の警護にあたることになるが、そんな矢先、櫻香につきまとっていた男性が名張市の山中で殺害されてしまう。櫻香の出生の秘密を辿っていた浅見だが、ついに櫻香が誘拐されてしまう。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『砂冥宮』

浅見が取材で訪れた横須賀にある須賀家の主人、智文が石川県の安宅の関跡で殺害された。警察は早々に強盗殺人事件だと断定するが、浅見は怨恨によるものだと考え、捜査を開始する。石川で須賀の足取りを辿った浅見は、内灘闘争に人生を翻弄された人々と出会う。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『幻香』

浅見のもとに香水の香り漂う封書が舞い込んだ。国井由香という女性からのもので、中には「四月十日の午前九時に、栃木県の幸来橋の上でお待ちしております。必ず来てください。でないと、私は死ぬことになります。」と書かれていた。約束の場所へ出かけていった浅見は、張り込んでいた刑事から職務質問を受ける。四月二日に県庁堀で男性の他殺体が発見され、上着の隠しポケットに「4/10/09幸来橋」と書かれたメモが入っていたのだという。殺害された男性・戸村浩二は化粧品会社で調香師として働いていた。
├ 三上延

【読書】三上延『ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~』

前作『ビブリア古書堂の事件手帳 ~扉子と不思議な客人たち~』では6歳だった扉子が、早くも高校生になっています。また、それに合わせるように、時間も未来へとタイムスリップ。なんだか不思議な感じがします。とはいえ、今回扱う事件は、扉子が生まれた年と、小学校高学年の時のものです。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『棄霊島』

浅見が五島列島の取材で世話になった元警察官・後口能成が御前崎の海岸で死体となって発見された。後口は長野にいる娘の家に身を寄せるために五島の家を後にしたところで、娘には東京へ寄ってから行くと伝えていた。浅見は事件の捜査のため長崎へ引き返すが、軍艦島で生まれた最後の赤ん坊だという篠原雅子に会う。雅子が産まれるとき、切迫流産の危機が迫った母・紀子は、自衛隊のヘリコプターによって本土の病院へ運ばれていた。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『悪魔の種子』

長岡農業研究所で水稲の新品種開発を行っている上村浩が、霞ヶ浦で水死体となって発見された。直前の会議の席上、上村と激しくぶつかった西見文明に容疑がかかるが、西見に思いを寄せる諏訪由紀子は親友である浅見家のお手伝い須美子に相談を持ちかける。浅見はさっそく捜査に取りかかるが、三週間前、秋田の西馬音内盆踊りで彦三頭巾を着た茨城県農業研究所の職員・窪田一彦が不審死を遂げていたことを知る。浅見は上村の事件よりも彦三頭巾を着て死亡したという窪田の事件に興味を引かれ、秋田へと向かう。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『十三の冥府』

雑誌『旅と歴史』で『都賀留三郡史(つがるさんぐんし)』という古書の正当性を支持する記事を連載したところ、記事を批判する投書が大量に送りつけられた。対処に困った編集長の藤田は浅見に事態の解決を依頼してきた。『都賀留三郡史』を発見した八荒神社の宮司・湊博之は、『都賀留三郡史』こそが史実だと譲らない。一方、『都賀留三郡史』を否定する論文を発表する予定だった青森中央大学の本間教授は学会の三日前に急死した。また、湊宮司の自宅に出入りしていた棟梁は事故死、その事故の唯一の目撃者が殺害される。否定派の人間が相次いで死亡するが、これはアラハバキ神の祟りによるものなのか?
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『化生の海』

北海道余市でウイスキーの蒸留所でガイドをしている三井所園子の父・剛史は、五年前金策のために松前へ行くと家を出たあと、石川県加賀市の海で殺害されているのが見つかった。浅見はわずかに残された剛史が生きた痕跡を追って、北海道、北陸、北九州を駆け巡るが、それはかつて北前船が辿った道でもあった。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『しまなみ幻想』

村上咲枝の母・美和はしまなみ海道の橋の上から転落死した。実家の老舗和菓子屋の経営不振によるノイローゼが原因とみられたが、咲枝は母の死に疑問を抱く。咲枝は平塚亭で浅見と出会うが、その直後に愛媛県新居浜市の山道で車が転落し、女性が死亡した。この女性こそが咲枝の母を最後に目撃した人物であった。この事件を受け、浅見はしまなみ海道へと向かい、咲枝と共に「世界最小の探偵団」を結成する。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『中央構造帯』

阿部奈緒美が勤める日本長期産業銀行には「将門の椅子」とよばれる席があり、この席に座った人が相次いで不審死を遂げている。そして、奈緒美が恋した田中誠一が殺害されてしまった。そんな時、奈緒美は大学の同窓生である浅見と出会う。さらに、茨城県の将門川で自殺者が出たが、これらの事件は平将門の呪いによるものなのか?
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『箸墓幻想』

邪馬台国の研究に生涯を捧げた考古学界の権威小池拓郎が殺害された。その直後、小池が発掘の指揮を執っていたホケノ山古墳から画文帯神獣鏡が見つかった。浅見は小池が寄宿していた当麻寺の住職に依頼され、事件の解明に乗り出す。浅見は小池が残した一通の古い手紙と写真を手掛かりに捜査を進める。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『秋田殺人事件』

兄・陽一郎からの依頼で秋田県の副知事・望月世津子の私設秘書となった浅見だが、秋田県では県の第三セクターである建設会社が残した膨大な債務と欠陥住宅の問題が吹き荒れていた。世津子の就任と時を同じくして、県庁の職員が不審死を遂げるが、警察は早々に自殺と結論づけてしまう。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『ユタが愛した探偵』

暴露雑誌を刊行する会社の社長・風間了が沖縄で死亡しているのが発見された。浅見は風間の会社の社員に依頼されて事件を解き明かすために沖縄へ向かう。風間は生まれながらに霊能力を持つ女性・式香桜里を追って沖縄を訪れたと考えられたが、香桜里は風間とは会っていないと言う。浅見は香桜里の能力の助けを借りつつ、事件の真相に迫る。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『黄金の石橋』

テレビドラマで浅見光彦役を演じている絵樹卓夫の母のところに「金のことを書いた書類はどこだ」と訊ねる電話が繰り返しかかってくるという。軽井沢のセンセから依頼を受けた浅見は、ちょうど取材で訪れるルート上に絵樹の母の家があるということで、簡単に引き受けてしまう。鹿児島に着いた浅見は、『旅と歴史』編集長の藤田から託かった封筒を大学生の緩鹿智美に手渡すが、智美のボーイフレンド・新田翔の父親が殺害され、新田に容疑がかかってしまう。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『はちまん』

雑誌『旅と歴史』の取材で信州の中野を訪れたカメラマンの小内美由紀は、自分の名前と同じ名前をもつ小内八幡宮で飯島昭三という老人に出会うが、その後、飯島が秋田県金浦町で殺害されているのが発見される。さらに、美由紀の婚約者の松浦が赴任先の高知で危うく事故に見せかけて殺害されそうになる。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『藍色回廊殺人事件』

四国八十八ヶ寺の取材で四国を訪れていた浅見は、祖谷渓で十二年前に発生した殺人事件の話を仕入れる。崖下への転落事故を装ったものだったが、天井に口紅で「殺される」と書かれていたのだという。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『鄙の記憶』

地元テレビ局の通信員・久保一義が、「面白い人に会った」と言い残して寸又峡で殺害された。七日後、寸又川にある大間ダムで男性の遺体が発見され、宿泊先のホテルの部屋からは札束が見つかるが、この男は秋田県大曲市の老女強盗殺人の容疑で指名手配されている男だった。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『遺骨』

淡路島に向かうフェリーを待つ列の中で浅見が出会った龍満智仁が、東京の自宅近くで何者かに刺されて死亡してしまう。さらに、龍満の部下の田口信雄が足尾で殺害される。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『崇徳伝説殺人事件』

天皇家にまつわる怨霊伝説を求めて京都を訪れた浅見は、見知らぬ女性からフィルムを託される。どうやら待ち合わせの相手を間違えたらしい。東京に帰った浅見がフィルムを現像してみると、そこには額を割られた老人の遺体が写っていた。その直後、浅見にフィルムを託した女性が待ちあわせていたと思われるフリーライターの新坂達之が殺害されてしまう。