ミステリー

├ 下村敦史

【新刊】[文庫化]下村敦史『ロスト・スピーシーズ』

角川文庫より、下村敦史さんの『ロスト・スピーシーズ』が、文庫化されて発売されました。南米アマゾンにあるという、ガンの特効薬になる幻の植物「奇跡の百合」を探すため、アメリカの大手製薬会社が探索チームを結成した。植物研究者の三浦もその1人としてアマゾンへ入るが、さっそく正体不明の2人組の男から命を狙われる。探索チームのメンバーは、それぞれに引き返せない理由を抱えていて…
├ 辻堂ゆめ

【読書】辻堂ゆめ『二重らせんのスイッチ』

ある日突然、桐谷雅樹は警察に身柄を拘束された。雅樹にかけられた容疑は殺人。身に覚えのない容疑をかけられた雅樹は困惑するが、防犯カメラの映像、現場に残された血液のDNAなど、出てくるのは雅樹が犯人であることを裏づける証拠ばかり。雅樹のアリバイを証言する人物がいたことで雅樹は解放されるが、何が起きているのだろうか?
└ 塔山郁

【読書】塔山郁『薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理』

薬剤師の毒島花織とホテルマンの水尾爽太が、2泊3日の旅行へ!といっても、2人だけの旅行ではなく、花織と同じ薬局に勤める刑部夢乃が同伴。しかも、水尾は本来行く予定だった花織の同僚の代打…3人が向かった先は、伊豆山中にあるデジタルデトックスとリラクゼーション体験が売りの宿。滞在中ウォークラリーに挑戦した3人は、宿の主人から「幸運の種子」をもらうが…
├ 藤崎翔

【読書】藤崎翔『お隣さんが殺し屋さん』

専門学校に通うために上京してきた美菜。アパートの隣の部屋に住む雄也に挨拶に行った時に、部屋の中に落ちている銃弾を見つけてしまう。長身でどこか陰がある雄也に一目惚れしてしまった美菜。一方、美菜に銃弾を見つけられてしまったことに焦る雄也…"ビッグ"と呼ばれるその殺し屋は組織きっての凄腕で、暴力団組長の育ての母を振り込め詐欺で騙したグループの殺害を依頼される。
├ 一色さゆり

【読書】一色さゆり『ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターⅣ』

今回の仕事の場はルーブル美術館!大英博物館でコンサバター(修復士)として一緒に働いたことがきっかけで、独立後も仕事上のパートナーとなったスギモトと糸川晴香。しばらく姿を見せなかったスギモトから届いた手紙で呼び出された先はフランスのルーブル美術館。舞台をイギリスからフランス・パリのルーブル美術館に移して、「コンサバターシリーズ」の第4弾が幕を開ける。
├ 湊かなえ

【読書】湊かなえ『豆の上で眠る』

小学3年生だった万佑子が失踪した。いくつかの手がかりが残されていたが、どれも万佑子の居所には繋がらず、捜索は難航する。2年後、万佑子は神社の鳥居の下で衰弱して倒れていたところを保護されたが、2歳年下で、当時小学1年生だった妹の結衣子は、万佑子を名乗る少女が本当に姉なのか自信が持てない。大学生になっても違和感を抱き続ける結衣子。万佑子は本当に自分の姉なのだろうか?
├ 横関大

【読書】横関大『仮面の君に告ぐ』

「モリさん、目覚めたんですね」病室のベッドの上で目覚めた涌井和紗に、看護師が声をかけてくる。忙しい看護師が名前を間違えたのだろうと思ってベッドの名札をみると、「森千鶴」と書かれていた。違和感を感じて覗き込んだ鏡の中には、初めて見る顔が映っていた。どうやら和紗は1年前に殺害され、同じ時期から昏睡状態に陥っていた千鶴の身体を借りてこの世に戻ってきたらしい。
├ 柚月裕子

【読書】柚月裕子『最後の証人』

「最後にもう1人証人を召喚したいと思います」かつて検事だった佐方貞人は、検事を辞めたあと弁護士として働いていた。今回弁護を引き受けたのは、密室となったホテルの1室での殺人事件の被告。やがて、事件の背後に7年前に起きたある交通事故の影がちらつきはじめる。佐方は、最後にもう1人の証人が法廷で証言してくれるか否かが、この裁判の結果を左右すると考える。「佐方貞人シリーズ」の第1弾!
├ 坂木司

【読書】坂木司『アンと愛情』

ちょっとぽっちゃりで、甘いものに目がないアンこと梅本杏子が、高校卒業後の進路として選んだのは、デパ地下にある和菓子屋の店員。甘いものは好きだけど、和菓子に関する知識を持ち合わせていなかったアンは、毎日が勉強の場。今日も小さな謎がアンの前に立ち塞がるが、自らの努力と他の店員らの助を受けて、1つ1つ乗り越えていく。「和菓子のアンシリーズ」第3弾!
└ 中山七里

【新刊】中山七里『ヒポクラテスの困惑』

1/10、祥伝社より、中山七里さんの『ヒポクラテスの困惑』が発売されました。浦和医大法医学教室を舞台にした「ヒポクラテスの誓いシリーズ」もついにコロナ禍に突入。新型コロナウイルス感染症による死亡という事態に対して、法医学の観点から何ができる...
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『扉は閉ざされたまま』

「アル中分科会」大学の軽音楽部の中で、酒好きな6人の集まりにつけられた呼び名だが、大学卒業以来初めての同窓会が開かれることになった。場所は、メンバーの1人の兄の休業中のペンション。再会を分かち合ったその日の夜、伏見が完全犯罪を目論んで新山を...
├ 乾くるみ

【読書】乾くるみ『リピート』

「今から約1時間後の午後5時45分に、地震が起きます」突然かかってきた怪しい電話のとおり、午後5時45分に地震が発生した。電話をかけてきた人物は、これまで何回も過去と現在を往復しているため、地震の発生時刻がわかるのだという。そして今回、その...
└ 近藤史恵

【読書】近藤史恵『ホテル・ピーベリー』

ハワイ島で日本人夫婦が経営する"リピーターお断り"のホテル〈ピーベリー〉。木崎淳平は、ビザなしで滞在できる最長の期間、3ヶ月を過ごす予定で〈ピーベリー〉を訪れる。宿泊客は日本人ばかり5人。淳平がここでの暮らしに慣れてきた頃、宿泊客の1人がプ...
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ12 祇園探偵の事件手帖』

京都寺町三条のホームズこと、骨董品店〈蔵〉のオーナーの孫・家頭清貴が、研修の最後の場として選んだのが、知り合いの小松の探偵事務所!これまで閑古鳥が鳴くような探偵事務所だったが、京都の街をよく知る清貴は、人づてを辿って次々に仕事の依頼を取って...
├ 知念実希人

【新刊】[文庫化]知念実希人『機械仕掛けの太陽』

1/4、文春文庫より、知念実希人さんの『機械仕掛けの太陽』が、文庫化されて発売されました。世界中を混乱の渦に巻き込んだ新型コロナウイルス。その時、医師は、看護師は、彼らの家族は…自らも医師である知念実希人さんが描いた、医療従事者の側から見た...
├ 知念実希人

【アニメ化】知念実希人『天久鷹央の推理カルテ』

知念実希人さんの「天久鷹央シリーズ」が、アニメ化されて放送されます。放送局ならびに放送時間は以下のとおりです。放送局初回放送日(第1話、2話)第3話以降放送時間TOKYO MX2025年1月1日(水)24:00~毎週水曜日24:30~とちぎ...
├ 拓未司

【読書】拓未司『ボトムレス』

「死ぬかもしれませんが、召し上がりますか?」路地裏にひっそりと佇むレストラン〈HOLE〉では、"死ぬほど旨い料理"を食べられるという。噂を聞きつけてやってきても、なかなか〈HOLE〉は見つからない。その〈HOLE〉に辿り着いた料理評論家の上...
▼著者 カ行

【読書】小西マサテル『名探偵のままでいて』

認知症の祖父は、ある日突然安楽椅子探偵に変貌する!小学校教諭の楓の祖父は、かつて小学校の校長をしていたが、レビー小体型認知症を患い介護を受けながら生活をしている。しかし、体調が良いときは認知症であることを忘れさせるくらい、若い頃の鋭敏な思考...
└ 岡崎琢磨

【読書】岡崎琢磨『下北沢インディーズ』

「将来有望なインディーズバンドを発掘するコラムの連載」音楽雑誌の編集部で勤務する音無多摩子にとって初めての連載の仕事が与えられた。と言っても、星の数ほどあるインディーズバンド。どこに行けば目当てのバンドに出会えるのかわからない多摩子に、編集...
├ 秋吉理香子

【読書】秋吉理香子『月夜行路』

冷え切った夫婦関係に不満を募らせていた涼子は、夫が女性からの夜中の電話で呼び出されて出て行くのを見て、堪忍袋の緒が切れた。夫をひっぱたいてから家出をしようと夫のあとを追うが、バーのママ・ルナに止められる。そして、ルナに誘われるまま、涼子の大...
└ 近藤史恵

【読書】近藤史恵『モップの精は深夜に現れる』

キュートでスタイルも良い女の子・キリコが選んだ職業は清掃員。掃除をするのが好きで、ピカピカになっていくのが楽しいらしい。そんなキリコがオフィスの掃除をしていると、そのオフィスで課長として働いている男と鉢合わせ。「そんな服装で掃除ができるはず...
▼著者 ハ行

【読書】法坂一広『弁護士探偵物語 天使の分け前』

主婦とその1歳の娘を殺害した罪に問われた内尾を弁護することになった「私」。しかし、裁判の進め方に異を唱えたことから懲戒処分を受けてしまう。「天使の分け前」とは、蒸留酒を樽で発酵させたときに、水分やアルコール分が蒸発して目減りすることを言いま...
├ 赤川次郎

【新刊】[文庫]赤川次郎『ふたりの恋人』

12/24、角川文庫より、赤川次郎さんの『ふたりの恋人』が発売されました。恋人が2人いるというところで、いきなり読者のハートをわしづかみ。1人は派手好きな社長令嬢で、もう1人は地味で母親の世話をしている女性。2人を対極に持って来るところも上...
├ パトリシア・コーンウェル

【読書】パトリシア・コーンウェル『禍根』

シリーズ第1巻の『検屍官』から34年。常に最新の鑑識技術と法医学、科学技術を取り入れることで、あたかも近未来に連れて行かれたかのような気に読者をさせる『検屍官シリーズ』の第25弾。前作『烙印』の刊行から5年(原作)、登場人物たちの間にも数年...