赤川次郎さんの『キャンパスは深夜営業』を読みました。
大学生の久保山良二に彼女ができた!
しかし、その彼女・若林知香は、亡くなった父親の跡を継いで、泥棒グループの親分だった。
良二と知香は泥棒グループから身を隠すことに。
2人が選んだ潜伏先は、大学の構内だった。
その初日、2人は「先生を殺そう」と話している声を聞いてしまう。
潜伏先を大学の構内にするという奇想天外な発想。
こんなことを思いつくのは、赤川次郎さんくらいではないでしょうか。
女子学生が親の跡を継いで泥棒グループの親分ってところまでは、『セーラー服と機関銃』の設定を少し変えました、というレベルで、赤川次郎さんの作品を読み慣れた人には、特筆すべきことではないかも知れません。
でも、大学の構内に身を隠しながら生活をするっていうのは…
まったく、どこからそんな発想が湧いてくるのでしょう。
良二と知香はでこぼこコンビなのですが、息もぴったりで見ていて気持ちが良くなるようなカップル。
いつまでも2人を見守っていたいなぁと思っちゃいました。
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