東野圭吾『学生街の殺人』

東野圭吾さんの『学生街の殺人』を読みました。

 

 

大学を出たあと、自分が本当に打ち込める仕事を見つけるために、アルバイトをしながら暮らす津村光平のバイト先、喫茶店「青木」の3階はビリヤード場になっているが、そこで働く松木元晴が殺害された。
しかし、松木というのは偽名で、本名は杉本潤也だということが判明する。

さらに、光平の恋人・広美もマンションのエレベーターで殺害されてしまう。
広美の殺害現場は、光平の供述により、密室状態だったことが判明する。

「私の最良の日々は過ぎ去った」という花言葉を持ついぬサフランを効果的に使った作品になっています。
いぬサフランを好んだ広美はもちろんのこと、事件の真相をも暗示しています。

3つの殺人事件が出てきますが、最初に解決される事件の存在感が薄いなぁというのが、ちょっと残念に感じました。
これですべての事件が解決したかのように見せかけて、続きがあったという展開にしたかったのでしょうが、踏台になっている感が強かったです。

 

 

 

 

 

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