【新刊】[文庫化]湊かなえ『人間標本』

新刊 湊かなえ ├ 湊かなえ

11/21、角川文庫より、湊かなえさんの『人間標本』が、文庫化されて発売されました。

「人間の標本を作りたい」
生物学者の榊史朗の父で画家の榊一朗は、勲章を授与された際のパーティーのスピーチでそう発言し、勲章を返還させられた。
「人間の標本を作りたい」
その思いに駆られた史朗は、実の息子を含む6人の少年の標本を制作する。

広告
広告
広告
500万冊以上の電子書籍が読み放題『Kindle Unlimited』への登録はこちらから

概要

イヤミスの女王、新たなる覚醒

人間も一番美しい時に標本にできればいいのにな――。ひどく損壊された6人の少年の遺体が発見されると、社会はその事件の異様さに衝撃を受けた。大学の生物学科で蝶の研究をする榊史朗は、蝶の世界を渇望するあまり、息子を含む6人の少年たちを手にかけたと独白する。蝶に魅せられ、禁断の「標本」を作り上げたという男の手記には、理解しがたい欲求が記されていた……。耽美と狂おしさが激しく入り乱れる、慟哭のミステリ。

ひとこと

私は単行本で読みましたが、なかなかの作品。
私は大丈夫でしたが、タイトルどおり人間を標本にするというところが、苦手な方もおられるかと。
でも、グロテスクさよりも、芸術性の方が勝っていたと思ったのですが、これも人によるのかな?

コメント

タイトルとURLをコピーしました