目の前に、女の死体が転がっている――。
記録にも記憶にも残る大投手・竹下竜司のモノマネ芸人・マネ下竜司こと関野浩樹は、竹下から呼び出され、竹下が殺害してしまった女性の死体を遺棄することになってしまう。
関野のモノマネレパートリーは竹下しかないため、どうしても竹下が逮捕されるのを避けたいがためだったのだが…
藤崎翔さんの『モノマネ芸人、死体を埋める』を読みました。
あらすじ
かつて日本だけでなくメジャーでも活躍した、記録にも記憶にも残る大投手・竹下竜司のモノマネ芸人・マネ下竜司こと関野浩樹は、日頃から懇意にしてもらっている竹下が殺害してしまった女性の死体を遺棄することになってしまう。
野球以外、何の知識もない竹下を上手く誘導しながら警察の捜査の手から逃れようとするが…
感想
元お笑い芸人の藤崎翔さんらしい作品になっています(と、以前も書いたような気がするのですが…)。
お笑い芸人、モノマネ芸人の胸のうちが聞こえてくるようです。
読んでいると関野に肩入れしたくなってきて、最後まで逃げ延びて!って思うのですが、この手の作品は9割9分捕まっちゃうんですよね。
この作品では、はたして関野は逃げ切れるのか?捕まるとしたら、どこに綻びがあったのか…
終盤に向けていろいろなことが起こっていって、次に何が待ち受けているのか楽しみで、一気読みしてしまいました(最後は車中泊をする車の中で、スマホのライトを使いながら読み切ってしまいました)。






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