8/7、光文社文庫より、赤川次郎さんの『三毛猫ホームズと炎の天使』が、文庫化されて発売されました。
地震による崩落事故で、7人の男女が洞窟に閉じ込められた。
空気が薄くなって、意識がもうろうとしてきたとき、1人が過去に人を殺したと、告白をはじめた…
概要
崩落事故で洞窟に閉じ込められてしまった男女七人。
闇に包まれ薄まっていく酸素に全員が意識朦朧とし始めたとき、何者かが過去に犯した殺人の告白をする。
間一髪のところで奇跡的に全員無事救出されたが、あの告白が誰のものなのかは謎のままだった。
やがて七人のうちの一人が刺殺される。その直後、さらに別の一人もひき逃げに遭い落命する。
二つの事件の接点に気づいた片山刑事と妹・晴美は、ホームズとともに真相に迫っていくが……。
国民的大人気シリーズ第55弾!
ひとこと
私はノベルスで読んだのですが、いかにも赤川次郎さんって感じの安定感のある作品でした。
ただ、ネタ的には長編ではなく中編にして、2作を収録しても良かったかな?と感じました。
ちなみに、タイトルにある「炎の天使」は、オペラの題名なんだそうです。
ここにも、オペラが好きで、本場ウィーンやミラノ、ニューヨークへも足を運ばれる赤川次郎さんらしさが見られます。
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