赤川次郎さんの『上役のいない月曜日』を読みました。
都内にオフィスを構えるM文具。
とある月曜日、社長の水上、営業の猪谷課長、経理の大森課長、配送の竹本課長、庶務の三橋課長、みーんな揃って休みを取ってしまった。
そんな日に限って、得意先の小学校からクレームがついたり、婦人団体から抗議を受けたり…
おまけに、爆弾まで仕掛けられてしまう。
管理職が揃っていない1日を、無事に乗り越えることはできるのか?
なんか、時代だなぁっていうのが第1印象。
初出が1979年なので、そんなものなのかなぁって。
まず、職場の雰囲気がのんびりとしています。
IT機器の導入によって、効率はよくなったけど、ビジネスのスピードが速くなり、慌ただしくなってしまった現在では考えにくい雰囲気です。
そして、女性社員の地位が低い。
お茶くみとコピーとその他雑用って感じで、女性の能力を活用するなんて姿勢がてんで感じられません。
さらに、ダメ社員が本当にダメ。
自分で何も決められなくて、上がいないとあたふたするばかり。
この点は今でも一緒かもしれませんが、当時と比べると今はいろいろと厳しくなっているので、もう少しましだと思うんですよね。
で、こんな会社を次々と襲ってくる試練。
どう対処していくのか、というところに、結局はアレが大切なんだよなぁってなるわけです。
短編集になっていますが、1つ1つの話の長さもちょうど良かったのではないでしょうか。
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