1/10、祥伝社より、中山七里さんの『ヒポクラテスの困惑』が発売されました。
浦和医大法医学教室を舞台にした「ヒポクラテスの誓いシリーズ」もついにコロナ禍に突入。
新型コロナウイルス感染症による死亡という事態に対して、法医学の観点から何ができるのか?
「ヒポクラテスの誓いシリーズ」第6弾!
概要
感染爆発に付け込む悪意がセレブを喰い殺す。
2020年4月、コロナに感染したある富豪が急逝。
しかし男は“未承認のワクチン”を秘密裡に入手していた――。
光崎教授が暴く、男を死に至らしめた“悪”の正体とは!?
真実は死体に刻まれる――
傑作法医学ミステリー第6弾!2020年4月。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、一人の女性が埼玉県警の古手川を訪ねる。彼女は、オンライン通販の創設者で現代の富豪、そして前日にコロナ感染症で急逝した萱場啓一郎の姪だという。大金を払って秘密裡に未承認ワクチンを接種していた啓一郎がコロナで死ぬはずはない、本当の死因を調べてほしいと頼まれた古手川は、浦和医大法医学教室に解剖を依頼。光崎教授が見出したのは、偽ワクチンによる毒殺の可能性だった――。
ひとこと
「ヒポクラテスの誓いシリーズ」もコロナ禍に突入です。
死者の声を聞く法医学の観点から、新型コロナウイルスをどう捉えるのかという点に興味津々でしたが、あらすじを読むと、偽ワクチンによる毒殺だとか…
その筋で物語が進むのであれば、日本の司法解剖率の低さや、コロナ禍の死者数急増を考えると、いったいどれくらいの人が殺されているのか…と考えてしまいます。
見えているのは氷山の一角。
そんな事件に、古手川刑事がどう挑むのかも見物です(法医学教室の栂池真琴先生に良いところを見せなきゃね)。
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