【読書】[オススメ]東野圭吾『パラドックス13』

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3月13日13時13分13秒からの13秒間、P-13現象が発生する。
しかし、何が起きるかは誰もわかっていない――

その時刻、東京の街から人や動物が消えた。
残されたのは十数名。なぜ、自分たちだけが残ったのか?元の世界へ戻る方法はあるのか?
残された者たちは、生き延びるため、元の世界に戻るために、時に協力し、時に仲違いしながら謎の解明を目指す。

東野圭吾さんの『パラドックス13』を読みました。

あらすじ

3月13日13時13分13秒からの13秒間、P-13現象が発生する――。
その時、街から人や動物が消えた。
東京駅に集結したのは、久我誠哉らわずか十数名。
天変地異とも言える大地震や大雨の中、誠哉らは生き抜くことに全力を傾ける。

感想

子供の頃、4月4日午前4時44分44秒に白い壁を触っていると、4次元の世界に飛ばされてしまうと脅されたのを思い出しました。
1度本当なのか確かめてやろうと思うのですが、4月4日は年度初めで学校も仕事も忙しく、気がつくと4月中旬になっているんですよね。
まぁ、4月4日に人が神隠しにあったという話を聞かないので、きっと都市伝説なのでしょう。

と、脱線してしまいましたが…
この作品を読んでもう1つ思い出したのが、『漂流教室』です。
楳図かずおさんの漫画だそうですが、私が見たのは2002年にフジテレビでドラマ化された作品。
この作品には、私の遠い、遠い親戚の石橋けいさんも出演されていて…って、また脱線するところでした。

7分目あたりのところで明らかになる、この作品で1番重要な事実に関しては、最初の1割で気づいてしまいました。
気づいちゃったんだけど、良かったのかなぁ?と思いながら読み進めたのですが、これに関しては気づいても良いと思って書かれていたような気がします。

最後の最後に明らかになる事実についても、しょっぱなから私は気づいてしまったのですが、これは東野圭吾さんにとっては想定外だったのかな?という気がしました。
これについては、気づかずにその時を迎えた方が、絶対面白いと思うのですが、なぜかこの作品を読む間、カンが冴えていまして…

いろいろと考えさせられることが多くて、面白い作品でした。
正直この作品に関してはノーマークだったのですが、面白かったです。

オススメ!です。

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