【読書】折原一『侵入者 自称小説家』

折原一 〇〇者シリーズ ├ 折原一

柿谷一家殺害事件――
東京都北区十条で起きた一家4人殺害事件は、発生から半年以上が経っても解決の目処が立たず、迷宮入りの様相を呈してきた。
そんなとき、事件現場近くに住む自称小説家・塚田慎也は、遺族から事件を調査してほしいと依頼を受ける。
塚田は、遺族をキャストに、事件の再現劇を行うことで犯人をあぶり出すことを思いつく。

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折原一さんの『侵入者 自称小説家』を読みました。

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あらすじ

一家4人殺害事件、通称「柿谷一家殺害事件」は、半年以上が経っても解決の目処が立っていなかった。
そんなとき、現場近くに住む自称小説家・塚田慎也は、遺族から事件の調査を依頼される。
以前、資産家夫婦殺害事件のルポを書いたことが白羽の矢が立った理由だった。
2つの事件に共通点を見出した塚田は、遺族をキャストに、事件の再現劇を行うことで、犯人をあぶり出すことを思いつく。

感想

『失踪者』や『逃亡者』など、似たタイトルの作品がいくつかあるなと思っていたのですが、「〇〇者シリーズ」として分類されているようです。
実際の事件をモデルにした作品群のようですが、どうやら作品間の繋がりはない様子。

この『侵入者 自称小説家』は、世田谷一家殺害事件と板橋資産家夫婦放火殺人事件をモデルにしているそうですが、いずれも未解決のままになっている事件ですね。

後半の再現劇は、塚田が書いたシナリオと、幕間の様子が入り混じって、どこまでが1年前に起きた実際の出来事で、どこからが再現劇を演じている現在の出来事なのか混乱してきて…
誰が真犯人なのか、頭の中で二転三転するという面白い体験をさせてもらいましたが、最後は意外な真実に。

あくまでもフィクションなのですが、この作品の設定からいくと、落ち着くべきところに落ち着いたと言えるでしょうか。
納得の結末でしたが、関係者にはあまり見せられない内容だったかなぁ。

少し読みづらさを感じたのですが、読後感は悪くなかったです。
ほかのシリーズ作品も手に取ってみたいです。

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