「私、奥入瀬竜青の生まれ変わりなんです!」
音更風゛は、開口一番そう言って、名探偵・奥入瀬竜青の産みの親である鳳家のメイドとして採用された。
しかし、15年前に亡くなった鳳亜我叉の4人の子供たちは仲が悪く、兄妹間で殺人計画まで持ち上がる始末。
しかし、自力でトリックを考えられない推理作家の春磨は、マダーミステリのプランナー・豺にトリックの考案を依頼する。
片岡翔さんの『その殺人、本格ミステリに仕立てます。』を読みました。
あらすじ
音更風゛は、鳳亜我叉が生み出した名探偵・奥入瀬竜青の生まれ変わりだと言って、鳳家のメイドとして採用された。
しかし、亜我叉の4人の子供たちは不仲で、推理作家の長男・春磨は、父のアイデアを盗んで小説デビューした次女・白雪を殺害しようと企てる。
しかし、自分でトリックを考えられない春磨は、ミステリープランナーの豺にトリックの考案を依頼する。
感想
タイトルを見て、面白そうだなと思って手に取ってみました。
軽い語り口なのですが、中身は本格ミステリ。
読み応えのある作品に仕上がっていました。
主人公は、養豚を営む家の娘・音更風゛(おとふけぶう)。
「風」に「゛」で「ぶう」と読ませるのですが、横書きであればこのように簡単に書くことができるのですが、縦書きではどうやって書かれたのでしょう?
そんないらないところが気になってしまったり…
マダーミステリとは、本格ミステリを体験するゲームのことで、ボードゲームから大規模なイベント型まで、様々な形で楽しまれています。
そのプランナーがトリックを考えるのですから、無理なく、簡単にクローズドサークルが完成。
その後も、密室殺人などの不可能殺人が続くことになります。
私もミステリは好きですが、凝ったトリックは苦手で、いつも自分で推理することをやめてしまい、名探偵の登場を待ってしまいます。
最後も、おそらくすんなりとはいかないんだろうなぁと思いながら読んでいたのですが、そういうところは当たるんですよね…
推理ではなく当てもんですけど。
続編も出ているようですが、はて、どんな内容になっているのかと、気になってしまうのでした。




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